お盆と年末の時期にはコミケがあります。
コミケは好みの同人誌やグッズを手に入れられる楽しいイベントである一方で、スリや窃盗などが発生しやすいという悲しい一面もあります。
せっかく楽しい気分でコミケに行くのですから、最後まで楽しい気分でいたいものですよね。
そこで今回は、そんなコミケでスリや窃盗に遭わないための対策法について紹介していきます。
なお、今回は一般参加者向けの記事ですので、サークル参加者の盗難対策についてはすみませんが他の記事を参考にしてください。
コミケでのスリの対策は?
コミケでは残念なことにスリが起こりやすいです。
にもかかわらず、コミケ参加者の方でスリに対して無防備な人って結構います。
コミケ初心者なのかどうかは分かりませんが、スリの対策はしすぎるということはないので、十分に警戒しておきましょう。
例えばカバンひとつとってもそうです。
あれだけの人ごみの中で、口の開いた手提げバッグを持ってきている人がたまにいます。
これは中身が丸見えで、「どうぞ盗んでください」と言っているようなものですのでやめましょう。
財布も戦利品も同時にすべてを失う危険性があります。
最低限、ふたができるカバンを持っていくようにしましょう。
また、ふたができるからといって、それだけで安心できるわけではありません。
例えばリュックはきっちりふたもできますし、中身を見られる心配はないですが、リュックの場合は後ろに担ぐのは危険です。
人間の注意力って後ろにはなかなか向かないものです。
お目当てのサークルさんに到着して新刊に気をとられているうちに、背後でこっそり盗まれる……という危険性が高いです。
リュックを持っていくなら、多少かっこ悪くても前に担ぎましょう。
かっこよさよりも安全性の方が何倍も重要です。
とにかく目の届かないところに貴重品があるという状態は大変危険なのです。
コミケで財布がスリに遭わないための方法は?
ここまで一般的なスリ対策についてお話ししてきましたが、特に財布がスリに遭わないための方法が一番気になるところかと思います。
次は財布に絞って対策をお話ししていきますね。
特に財布の盗難を気にするのであれば、財布は肌身離さずに持ち歩くのがベストです。
カバンにふたがあるとかないとかの問題ではなく、そもそもカバンのような身体から離れた場所に財布をしまっておくこと自体が危険ということです。
というのも、悪質な窃盗犯の中には、カバンの底を切ってそこから盗み出す人もいるという話を聞いたことがあります。
これはコミケの例ではないですし極端な例ですが、最悪そのような悪質な窃盗犯がいる可能性も考慮するに越したことはありません。
私がコミケに行くときは、ジーパンの前ポケットに、折りたたみ財布をすっぽり隠れるように入れています。
こうすると、かなりキツくて自分で取り出すのも少し大変です。
が、自分でさえ取り出すのが大変ということは、当然他人が取り出せるわけがありません。
無理に取り出そうとすれば、ポケットの中の財布は脚に感触が伝わりますので、抜き取られそうになってもすぐに感覚で気づけます。
同じポケットでも、後ろポケットはやはり危険です。
今の話だと、財布の感覚が分かれば前ポケットでも後ろポケットでもいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、人混みのなかで押されていると、案外後ろの感覚は押されている感覚に紛れ込みやすいです。
さらに、例え抜き取られた感覚に気づいて振り返ったとしても、既に犯人は人混みの中に紛れて特定できない……ということも考えられます。
また、一般的に前ポケットのほうが後ろポケットより深さが深いです。
ポケットが深いほうが抜き取るのが難しくなりますので、そういう意味でも前ポケットの方がおすすめなのです。
ちなみに、折りたたみ財布であることも意外と重要です。
長財布はその長さの分ポケットからはみ出しやすいですので、ポケット深くに押し込めるサイズの折りたたみ財布は効果的です。
もちろんポケットの深くに入ればいいので、小さめの財布であれば必ずしも折りたたみでなくても構いません。
長財布がNGということですね。
また、ここまで対策しても万が一ということはあり得ます。
本当に万一のことを考えて、最悪帰りの交通費は別の場所に隠しておいたほうがいいでしょう。
例えばSuicaを持っているのであれば、Suicaはパスケースに入れて別のポケットに入れておく、などの対策をおすすめします。
他にも1000円札を靴に隠しておく、という方法も有名どころではありますね。
まとめ
コミケは楽しい場所ではありますが、同時にスリや窃盗の犯罪の温床になっているという事実も忘れてはいけません。
自分が被害に遭わないよう、できるだけの工夫はして十分に自衛していきましょう。
家に無事帰るまでがコミックマーケット、ですからね!
それでは、十分に準備して、コミケを楽しんでいきましょうね!
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