節分といえば豆まきですよね。
ですが、最近ではマンションに住む人も多くなり、盛大に豆まきができるご家庭は少なくなってきたのではないでしょうか。
そこで今回は、マンションでの節分の豆まき事情や、周りの人に迷惑をかけない豆まきの楽しみ方などを紹介していきたいと思います。
豆まきはマンションの場合どうする?
昔ながらの豆まきと言えば、一軒家の庭に向かって「鬼はー外!」「福はー内!」と大声で叫びながら豆をまく……といったイメージでした。
ですが、現代ではそんな豆まきはなかなか見られません(特に都会では)。
集合住宅が増えてきて一戸建てが減ってきたため、そもそも豆をまく庭がない家が増えてきましたし、大声で「鬼はー外!」なんて叫んだら近所迷惑になってしまいますよね。
そんなわけで、昔ながらの豆まき文化というのは今では絶滅寸前と言ってもいいでしょう。
せいぜい、家の中で小規模に豆まきをするくらいが限界でしょう。
マンションでは、玄関の扉を開けたら共用の廊下だと思います。
ですが、そこに豆をまいたら、同じ階の住人が豆を踏んづけたりしてしまって不快な思いをさせてしまうかもしれませんよね。
逆に窓を開けるとベランダがあると思いますが、ベランダから豆をまいたら、下を通る歩行者に豆が当たったりしたら危ないです。
当たらなかったとしても、道路に落ちた豆が砕けて地面が汚くなってしまうのもそれはそれで不快に思う人が出てきてしまうでしょう。
というわけで、基本的には家の中でまくくらいしかやることがないのです。
ただ、豆は外に向かってまかなくても、鬼を追い払う効果があるとされているので、豆まきとしてはそれでも十分です。
豆はぶつけることで鬼を追い払っているというわけではなく、豆自体に魔除けの力があると考えられていました。
また、「魔滅(まめ)」という名前からも魔除けの意味を持っていたそうです。
なので、外にまくことだけが豆まきではないということで、安心して家の中で豆をまいてくださいね。
節分の豆まきの時間っていつがいい?
さて、次は豆まきの正しい時間について知っておきましょう。
周りの人の迷惑になってしまうのも問題ですからね。
豆まきの正しい時間帯は、夜です。
まあ、これは言われなくてもそうしているご家庭が多い気はしますが……。
お父さんが鬼役をやるご家庭の場合、お父さんが仕事から帰ってきた後に豆まきを始めるご家庭が多いですね。
なので、必然的に夜に豆まきをするご家庭が多いはずです。
ただ、これも絶対ではありません。
本来は夜にすることではありますが、別に昼にやったら鬼が襲ってくるだとか、そういう悪い意味の言い伝えはありませんので安心してくださいね。
それに、本来昼に行うことを夜にやると、騒がしいとクレームがつく場合がありますが、本来夜に行うことを昼にやっても、別にクレームがつくことはほとんどありませんから。
節分の豆の片付けで簡単な方法は?
最後に、豆まきでまいた豆の片付けを簡単に済ませる方法を紹介します。
家の中で豆まきを済ませたとしても、それでもいろいろなところに散らばった豆をすべて片付けるのはなかなか面倒です。
テレビ台の下やベッドの下に入ってしまったりして、しばらくしてから干からびた豆が出てくる……なんてこともあります。
それを回避するためには、そもそもまくときに派手にまかないように工夫するのがベストです。
「豆をまく」というよりは、「豆を置く」ことを意識するとよいでしょう。
例えば、それぞれの部屋に豆をまくときに、各部屋の入り口の隅に豆を数個つまんで置いておくとか(お供えをするイメージで)。
こうすると、片付けるのが圧倒的に楽ですし、毎回供える豆の数を決めておけば、その部屋に片付け残した豆がないかどうかもすぐに分かります。
豆をバラバラとまく楽しさはないので、お子さんには不評かもしれないですが、後片付けまで考えるとこちらが断然おすすめです。
もし豆をまきたい盛りのお子さんがいたら、なるべく家具の少ない部屋で豆を投げさせてあげましょう。
そのときは、鬼役のお父さんが身体で豆を受け止めて、なるべく部屋の隅に豆が飛んでいかないようにブロックしてもらうようにしましょうね(笑)。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
マンションでの豆まきは不自由が多いですが、周りの人に迷惑にならないように、そして片付けが楽になるように、工夫して豆まきを楽しみましょう!