大学生の一人暮らしを始めると、住所が変わることになりますよね。
そうすると気になるのは住民票の問題。
一般的には引越しと同時に住民票を移すものですが、大学生の一人暮らしでもやらなければいけないのでしょうか?
今回は、そんな大学生の一人暮らしにおける住民票の問題についてお話ししていきたいと思います。
大学生の一人暮らしでは住民票は移すべき?
大学生で一人暮らしを始めるとき、住民票は移さなければいけないのでしょうか?
転出届や転入届を出すのって面倒くさいですし、役所も平日の昼間しか空いてなかったりしますし、とにかく面倒くさいですよね。
基本的には、引越しをする=住民票も移さなければならない、のですが、大学生の一人暮らしの場合は必ずしも移す必要はありません。
というのも、学生の一人暮らしというのは、「一時的に親元を離れて一人暮らしをしている」と受け取ることもできるため、住民票を移さなくても違法とはならないのです。
しかも、一般的な郵便物は別に住民票の住所ではなくて、そのサイトなどに登録している住所に送られてきますので、郵便物の面でも住民票を移すメリットはありません。
なので、面倒くさい人はそのままでも問題はありません。
が、実際のところは住民票を移す人が多いですし、メリットやデメリットを考えると、住民票を移しておくことを強くおすすめします。
その理由は後で説明しますね。
住民票を移す場合は、引越しから14日以内に転出届と転入届の手続きをする必要があります。
意外と短いですよね。
大学の諸手続きであたふたしていたら14日が過ぎていた……なんてことがないように、最優先で手続きを済ませてしまいましょう。
一人暮らしで住民票を移すメリットは?
一人暮らしで住民票を移すメリットは3つあります。
1つ目は免許の更新が圧倒的に楽ということです。
免許を更新するときは、住民票のある住所に更新の案内が来ます。
そして、住民票のある住所の近くの警察署や免許センターで免許の更新を受けることになります。
このとき、住民票が実家のままだと、免許を更新するためだけに実家に帰ることになります。
免許の更新日は、あなたの誕生日の前後1か月です。
これが夏休みや年末年始ならまだいいですが、例えば6月生まれだったりすると長期休暇に被らないので、土日などに慌てて帰って免許を更新する羽目になってしまいます。
2つ目のメリットは、選挙の案内が自分の住所に来るということです。
選挙案内も住民票の住所に送られてきます。
もし住民票を移していないと、あなたの実家にあなた宛ての選挙案内が届くことになります。
そうすると、選挙のためだけに実家に帰るか、あるいは不在者投票のための面倒な手続きをしなければいけません。
3つ目のメリットは、住民票の写しが最寄りの役所ですぐに手に入れられることです。
例えばパスポートを作るときなど、住民票の写しを用意したいタイミングって意外とあります。
そんなときに、住民票を移していないと、実家に連絡して住民票を送ってもらったり、あるいは地元の役所に連絡して、住民票を郵送してもらう必要が出てきます。
これも面倒くさいですよね。
このような理由から、住民票を移すことを強くおすすめするわけです。
一人暮らしで住民票を移すデメリットは?
一方で、住民票を移すことによるデメリットは何かあるのでしょうか?
よく言われているのは、「住民票を移すと成人式の案内が来ない」ということ。
成人式も住民票の住所宛てに送られるから、住民票を移すと地元の成人式に出られない、という言い分です。
ですが、実際私は住民票を移していましたが、普通に地元の成人式に出られました。
他にも、私の周りには住民票を移していても地元の成人式に出た人はたくさんいます。
なので、これは都市伝説のようなものと思ってよいでしょう。
心配な場合は、成人式の前に地元の役所に聞いてみることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
住民票を移すのは面倒な手続きです。
ですが面倒くさいのは最初だけ。
一度手続きしてしまえば、その後はずっと楽ができます。
初めての一人暮らしでいろいろとやることが多いとは思いますが、ひとつずつやるべきことを潰していきましょう。
この面倒くさい時期が終われば、楽しい大学生活が待っていますよ!