夏が近づいてくるとどんどんと気温が上がっていきますよね。
冷房を自分の都合で下げられればいいのですが、最近は「28度設定で省エネ!」などと誰かが言い出したせいでオフィスの空調も控えめな設定温度になっているところが多いです。
そんな環境で個人ができることといえば、うちわや扇子であおいでみたり、扇風機を使って風を送ることくらいでしょう。
特に最近は、USBから電源を供給するタイプの扇風機が数多く出ており、こういう扇風機をオフィスで使いたい……と思いますよね。
しかし、そんなUSB扇風機、実際に会社で使っても大丈夫なのでしょうか?
今回はそんな疑問にお答えしたいと思います。
USB扇風機は会社で使っても大丈夫?
USB扇風機を会社で使うことに問題はないのでしょうか?
結論から言ってしまうと、残念ながらこれは「会社による」としか言えません。
例えば、会社で支給されるパソコンには、USBからのアクセスを監視するようなソフトウェアが入っている場合があります。
その場合、ソフトによっては、USBに扇風機が差されたことを認識して報告する可能性があります。
しかし、だからといって即問題になるかというとそうとも限らず、USB扇風機程度であれば黙認するという会社も多いです。
一方で、予想外の方向からUSB扇風機を禁止される場合もあります。
例えば、羽の回る音がうるさいと上司に指摘されたという人も存在します。
また、製造業の会社で特に厳しい場合、回転翼が危険だということで禁止されるという場合もあるようです。
このように意外なところから禁止される可能性があるので、もし不安であるようならば事前に確認をしておくほうが安全でしょう。
USB扇風機でウイルスに感染することってあるの?
USB機器からのウイルス感染に非常に敏感な会社は多いです。
USB扇風機からウイルスに感染するということはあり得るのでしょうか?
普通に扇風機機能を持つだけのUSB扇風機が、何らかの経路でウイルスに感染するということはあり得ません。
そもそもUSB扇風機にはデータをやりとりしたり、データを保存するような機能はついていないからです。
ただし、USB扇風機に偽装してウイルスをばら撒くものがないとは言い切れません。
過去に中国製の電子タバコにウイルスが仕込まれていたという事件もありました。
電子タバコが「ウイルスに感染した」のではなく、「最初からウイルスが仕込まれていた」のです。
そのため、安いからといって名前も知らない中国メーカーのUSB扇風機を買うのはおすすめしません。
必ず名前を聞いたことがあり、信頼できるメーカーの扇風機を買うようにしましょう。
USB扇風機の電気代っていくらくらい?
そんなUSB扇風機、電気代としてはどれくらいなのでしょうか?
あまりにも電気代が高いと経理の人から問いただされるのではないか……?なんて思ってしまいますよね。
例えば、DC 5V、0.26AのUSB扇風機を例にしてみましょう。消費電力は1.3Wです。
平日の会社のみで使うとして、1日8時間、月に20日使用すると仮定します。
すると、1か月で一体どれくらいの電気代になるのでしょうか?
計算すると、1か月の電気代はわずか6円となります。
1か月6円であればほぼ誤差の範囲内ですよね。
このくらいの電気代であれば、使っても電気代的にはまったく問題ないでしょう。
ただ、世の中には面倒くさい人が存在します。
もしあなたの職場に、すぐに「盗電だ!」と騒ぐような面倒くさい人がいるようであれば、やはり上の人に事前確認を取っておいたほうがいいでしょう。
まとめ
会社の冷房設定が下げられない以上、少しでも快適に仕事をするためには個人で工夫するしかありません。
USB扇風機はセキュリティの問題もなく、電気代も無視できる程度なのでおすすめですが、面倒な人が身の回りにいる場合はいろいろと根回しをしておくのも大切です。
今年の夏はUSB扇風機で快適な夏にしていきましょう!