大学生のみなさん、就活は進んでいますか?
中にはもう第一志望ではないものの、最終面接を終えて手応えを感じているという人もいるのではないでしょうか。
しかし、人生で一度の新卒なのですから、第一志望の結果が出るまでは就活を続けたいですよね。
第二志望以下の企業には、できれば第一志望の結果が出るまで内定を保留しておきたい……と思う人も多いと思います。
今回は、そんな内定保留についてお話ししたいと思います。
内定の保留期間は新卒採用の場合どれくらい?
最終面接を終え、後は合否の連絡を待つのみ。
合格の連絡が来たら内定を受けるか辞退するかの選択をしなければなりませんが、第二志望以下の場合は保留という選択肢を取りたくなりますよね。
この場合、どれくらいの期間なら保留してもらえるのでしょうか?
企業にもよりますが、内定を保留してもらえるのは長くてもせいぜい1週間程度でしょう。
考えてもみてください。
第一志望という体で今まで面接を受けてきて、最後の最後で保留する理由として正当なものは何でしょうか?
せいぜい親や学校への連絡や確認くらいでしょう。
そんなものに普通は1週間も掛かりませんよね。
そのため、1週間以上内定の返事を引き延ばすのは非常識だと思われてしまうでしょう。
そもそも、基本的に内定に保留という選択肢はありません。
内定は承諾か辞退の2つに1つだと思ってください。
つまり、第二志望以下だとしても、何食わぬ顔で内定をもらっておけばいいのです。
内定自体には法的拘束力はありませんので、安心して内定をもらっておいてください。
そして、それより志望度が高い企業の内定をもらったらそこで辞退すればOKです。
こう聞くと、あなたは「内定を保留してくれたって話を聞いたことがあるけど……?」と思うかもしれません。
もちろん、世の中には超優秀で引く手あまたの学生もいます。
そういうトップクラスの学生であれば、保留しようが何をしようが企業も待ってくれる可能性はありますが、そうでないなら凡人の戦略、すなわち内定を一時的に承諾することを選びましょう。
内定保留の返事のメールはどうやって書く?
内定を保留するというのは良い選択肢ではないことは説明しました。
では、内定を承諾するメールはどのように書けばよいのでしょうか?
そもそもの話として、内定を承諾するにしても辞退するにしても(保留するにしても)、メールで連絡を済まそうとすること自体がアウトです。
学生はなんでもかんでもメールに頼りがちですが、ビジネスの、特に重要なやり取りをメールで済まそうとするのはそれだけで印象が悪いものです。
直接会いに行って返事をしろとは言いませんが、せめて電話で連絡するのが社会のマナーです。
電話では、「ありがとうございます。是非内定を受けさせていただきたいと思います」とでも言っておけばOKです。
もちろん、その後辞退する場合も速やかに電話で連絡しましょう。
そのときは「よくよく考えさせて頂いたのですが、大変申し訳ございませんが内定は辞退させて頂きます」とでも言っておけばOKです。
本当は保留したいのに内定を受けること、内定を受けたのに辞退すること、これらの内容を電話でするのは精神的にキツいですが、自分の将来のためですので心を鬼にしましょう。
内定を保留していると取り消しされる?
ここまで内定を保留することは戦略的にはナシということを繰り返し言ってきましたが、それでも保留にしたいんだけど……と思っている人も中にはいるかもしれません。
そこまで頑固なのであれば、あなたの人生なのであなたの好きにすればいいですが、内定を保留していたらいつの間にか内定が取り消しされていたという危険性があることも頭に入れておいてください。
なぜなら、保留した時点でどんな言い訳をしても志望度が低いことが相手にバレるからです。
それはそうですよね。本当に第一志望なら内定をすぐに受けるはずです。
そうではないということは、「なんだ、この人はウチが第一志望ではないのか」と思われてしまうということです。
そんな相手にいつまでも内定を保留し続けてくれるほど企業も優しくはありません。
採用の枠や採用期間というのは企業によってあらかじめ定まっていますから、保留している間にいい候補者が見つかり、かつその人が内定を出したら会社に来てくれることが濃厚だと分かったのであれば、志望度が低くて保留している候補者なんてすぐに切ります。
第一志望の最終面接で落ちて、第二志望に行こうと思ったら内定が取り消されていて就職先がなくなってしまった……というリスクを抱える覚悟があるのであれば止めはしませんが、相当リスクが高い行為であることは忘れないでくださいね。
まとめ
第二志望以下の内定が出ると、なるべく引き延ばしたい、保留したいと思ってしまうのが人情ですが、自分の将来を本当に考えるのであればその内定はひとまず承諾しておくことが重要です。
内定を辞退しても法的に問題があるわけではありませんから、まずは堂々と内定を受け、第一志望の内定が出たら速やかに辞退の電話をしましょう。
心を鬼にしてこれができるかどうかがあなたの将来を決める可能性もあるのです。
頑張って就活を乗り越えてくださいね。