中国に出張するとなると、心配事がたくさんありますよね。
他の海外出張と比較して、中国出張が特殊なこととして、LINEやTwitterなどがファイヤーウォールでブロックされているという問題があります。
そんな話を聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、そんな中国出張でLINEを使う方法について紹介していきたいと思います。
中国でLINEを使う方法は?本当に使えないの?
「中国ではLINEが使えない」……という話を聞いたことがある人も多いでしょう。
これは本当で、中国におけるインターネットとは、完全に自由なものではなく、国家の監視下の中で自由が保障されたものでしかありません。
そして、国家がLINEアプリの使用を認めていないため、LINEが使えないのです。
実際に私もホテルのWifi経由でLINEにつなごうとしてみましたが、会話を送信しようとしても送信できませんでした。
というわけで、中国でLINEを使おうと思ったら、何かしらの工夫をしなければいけません。
中国でLINEを自由に使おうと思うと、方法は大きく分けて2つあります。
1つは「VPNアプリ」を使って、中国のファイヤーウォールを回避する方法。
もう1つは「香港のSIMカード」を使って、中国のファイヤーウォールを回避する方法です。
どちらの方法でも理論上はLINEを使えますが、万が一片方が使えなかったときのために、両方の対策を打っておくのがベストだと思います。
実際私が中国出張したときは、どちらの対策も準備していきましたよ。
その結果、ちゃんと中国でもLINEが見られましたので、ぜひ参考にしてみてください。
中国でのVPNアプリのおすすめは?
中国で使えるVPNサービスはいろいろあります。
が、いくつか試してみた感触としては、おすすめできるのは「VyprVPN」ただひとつです。
やっぱり、VPNという普段あまり使わないものを使おうとすると、設定が面倒くさいものですよね。
ですが「VyprVPN」なら、最短で1タップで快適なインターネット環境が構築できます。
これは本当に簡単でした。
インストール直後から無料で1GB分のお試しができるのも魅力です。
その容量を使い切ってしまった場合は、有料プランに申し込めば引き続き利用が可能です。
1ヶ月およそ1000円くらいですので、結構安いですよね。
1000円をケチって不自由なインターネット生活を送ることを考えると、1000円以上の価値は十分にあります。
中国で使えるSIMのおすすめは?
もうひとつのファイヤーウォールの回避方法としては、香港SIMをスマホに差して使うことです。
「中国のインターネットが検閲されている」とはよく言いますが、より正確に言うと、この検閲は香港や台湾を除いた中国本土に限定されます。
なので、香港のSIMを差して香港のインターネット回線に接続すれば、規制のない自由なインターネットが利用できるのです。
「香港の回線って香港でしか使えないんじゃないの?」と心配になるかもしれませんが、香港とは1000km以上離れた中国の都市でもちゃんと使えたので安心してください。
こういった香港SIMは、日本のAmazonで事前に注文することができます。
【中国聯通香港】「 大中華 30日間 1GB 中国全省 香港 澳門 台湾 最高42Mbps 3G接続 データ通信・上網 / SIMカード 」
日本にいるうちにSIMカードの準備をしておいて、現地についてからゆっくり設定しましょう。
1GBで2000円くらいですので、VPNアプリの課金よりはだいぶ高いですが、VPNアプリはインターネット回線に接続する機能はありませんから、ほかにWifiが入らないと何も通信ができなくなってしまうというデメリットがあります。
なので、例えば外出中に突然調べ物がしたくなったときには、Wifiがなくても通信ができるように、香港SIMを準備していったほうが安心です。
ちなみに、外でも使える回線として、空港等で契約できるポケットWifiがありますよね。
ただ、あれはそもそもVPNサービスがついていないものがあったり、VPNサービスは別料金になっていたり、設定がちょっと面倒くさかったり……と、あまり初心者向けではありません。
なので、どちらかというとSIMカードの直接契約のほうがおすすめですね。
注意点としては、香港SIMはSIMフリーのスマホでないと通信してくれません。
docomo、au、Softbankで契約して、かつSIMロックを解除していないスマホしか持っていない場合は、残念ですがこの方法は諦めるしかありません。
VPNアプリだけで頑張るか、ポケットWifiと併用して頑張りましょう。
まとめ
中国のファイヤーウォールを乗り越えて自由にLINEを使うには、少し工夫が必要です。
とはいえ、それも数タップするだけで接続できるのですから便利な時代ですよね。
ただ、現地に行ってから準備するととても大変ですので、日本にいる今のうちにしっかりと準備をして、中国出張に備えていきましょうね。