トイレが詰まって流れなくなってしまった!
……一人暮らしでトイレが詰まると、正直絶望しますよね。
トイレットペーパーが溶けるまで待っていれば解決するのか?自力でなんとかなるのか?……そんな疑問にお答えしたいと思います。
トイレのつまりは放置したら直る?
ティッシュペーパーは水に溶けないけど、トイレットペーパーは水に溶ける……というのはよく知られていることです。
そのため、詰まっても一晩放置したら流れるようになっていた、という話も多いです。
ただし、放置すれば必ず直るかと言われると、これが必ずではないのです。
まず、トイレットペーパー以外のものを流してしまった場合。
この場合は放置しても無駄なことが多いので、速やかに次の章でつまりを直す方法を実践してください。
「トイレに流せる!」と書いてあったとしても、トイレットペーパー以外のものであれば詰まる原因になります。
また、本当にトイレットペーパーしか流していなかったとしても、いつまで経ってもつまりが直らないこともあります。
私も過去にトイレットペーパーしか流していないのに、一晩経っても全くつまりが解消しなかったことがあります。
このように一晩経っても直らない場合は、待っても待っても直ることはありません。何かしらのアクションをする必要があります。
とはいえ、一人暮らしだとトイレ用のスッポン(ラバーカップ)を持っていないという人も多いでしょう。
では、まず何をすればいいのでしょうか?
トイレの詰まりを自力で直す方法は?
では、ここからトイレの詰まりを自力で直す方法をお伝えしたいと思いますが、その前に確認してほしいことがあります。
あなたが今の家に入居した際に、「暮らしのトラブル110番」的な紙を渡された記憶はあるでしょうか?
家によっては、暮らしのトラブル全般を引き受ける業者と提携している場合があり、そこに連絡すると無料で業者さんが来てくれる場合があります。
もしあなたが今の家に入居した際に、そんな説明を受けた記憶があるのであれば、まずはその紙を探して連絡してみてください。
どうせ無料ならなるべく汚い作業はやりたくないですからね。
一方で、そんな説明を受けた記憶がない方は、これから説明する方法を試してみてください。
バケツにお湯を貯めて一気に流す
まずはバケツを使った方法です。
バケツに50℃くらいのお湯を入れて、便器に向かって一気に流し入れます。
お湯を使うことでトイレットペーパーの繊維をほぐしやすくし、一気に流すことでその勢いでつまりを取り除くという方法です。
一人暮らしでバケツを持ってないという場合は、ペットボトルや牛乳パックの上側を切り取ってコップにして、それを何本も用意して一気に入れましょう。
2, 3回やっても効果がない場合はこれ以上やっても意味がないことが多いので、次の手段に移りましょう。
スッポンを使ってつまりを取り除く
お湯を一気に流してもつまりが取れない場合は、いよいよスッポンを使うことになります。
ただ、このスッポンの使い方。間違っている人が多いです。
使い方を間違えると、つまりを奥に押し込んで余計に悪化させるということがあるので、間違えないように注意してください。
まず重要なのは、スッポンはつまりを奥に押し出すのではなく、つまりを引っかかっている場所から引き抜くための道具であるということです。
つまり、ゆっくりと押し込んで便器とスッポンを密着させ、勢いよく引き抜くことが大切です。
勢いよく引き抜くと汚い水が飛び散って嫌だなあと思うあまり、勢いよく押し込み、引き抜くときはそーっとやってしまう間違いが非常に多いです。
間違った方法だとつまりが直らないどころか、余計に悪化してしまうので本当に注意してくださいね。
汚い水が飛び散るのが嫌な場合は、便器の上にゴミ袋を被せておいて飛び散らないようにするのがよいでしょう。
また、引き抜くときに、スッポンがきっちり便器の穴にはまっていて、かつ頭の部分が水に漬かっていることを確認してください。
隙間が空いていると引っ張る力が十分に伝わりません。
また、水に漬かってないと、これも力が十分に伝わらない原因になるので、この2点にも注意してください。
トイレのスッポンはコンビニに売ってる?
スッポンの正しい方法は分かったけど、そもそも家にスッポンがないんだけど……。
一人暮らしだとそういう人は多いです。
スッポンってどこに売っているのでしょうか?
コンビニには置いてあるのでしょうか?
基本的には、スッポンはコンビニでは売っていません。
ホームセンターやドラッグストア、あるいは100均に行かないと置いてありません。
ただ、これらのお店ってそんなに家の近くにないことが多いですよね。
そんなときに使える裏ワザがあるのです。
それは、コンビニの店員さんに頼んで、コンビニのトイレに備え付けてあるスッポンを借りることです。
コンビニにスッポンは置いていないといいましたが、トイレが詰まったときに使うためにコンビニにはスッポンが設置されています。
売り物ではないので売ってはくれませんが、事情を話してすぐ返すことを約束すれば貸してくれる可能性はそれなりに高いです。
印象を悪くしないために何か買い物も同時にしたほうがいいとは思いますが、それでスッポンが借りられるなら安いものです。
スッポンがないときの緊急手段として是非試してみてください。
まとめ
一人暮らしでトイレが詰まった場合、まずは「暮らしのトラブル110番」のような保険サービスに入っていないかを確認してください。
入っていればそれで業者さんを呼んで解決。入っていなければ、バケツでお湯を流したり、スッポンで自力での解決を試してみてください。
スッポンがない場合は、最寄りのコンビニで貸してもらえるように頼んでみてください。
一般のトイレ業者は非常に高額なので、彼らに頼むのはそれでもどうしてもダメだった場合のみにしておきましょう。