お盆と年末が近づいてくると、一部の人がワクワクするイベントがやってきます。
それはコミックマーケット。通称コミケです。
このコミケにはカタログがあり、事前販売されているのですが、「このカタログが必須なのかどうかが分かりにくい」というコミケ初心者さんは多いです。
そこで今回は、そんなコミケカタログの必要性についてお話ししたいと思います。
コミケのカタログって必要あるの?
コミケのカタログって意外と高いんですよね……。
書店で買うと2500円もします。
初めてコミケに参戦するよ!という人の場合、「え!?カタログなのに2500円もするの!?」と思ってしまうのは当然のことかと思います。
そもそもカタログで調べつくさなければいけないほど買う予定なんてあるわけないですし、今どきネットでちょっと調べれば、どんな絵師さんがいつどんな作品で参加するのかは分かりますよね。
これだけ聞くと、コミケのカタログって別に要らないんじゃない……?と思ってしまうところですが……。
結論から言ってしまうと、コミケ初心者であれば、少なくとも初回はカタログを買っておくことを強くおすすめします。
その理由についてはこれから説明していきますね。
コミケに入場するのにカタログは必要?
同人誌即売会の中には、入場料の代わりとしてカタログ購入を必須としているイベントが数多くあります。
「コミケに行くならカタログ購入は必須だ!」という主張を聞くと、コミケも入場するときにカタログをチェックされるのかな……?と心配になる人もいるかもしれません。
実際のところ、コミケの入場時にカタログをチェックされてしまうのでしょうか?
答えから言うと、コミケの入場時にカタログの有無をチェックされることはありません。
そもそもコミケは、入退場自由、入場料無料の誰でも入れるイベントです。
カタログを買っていない人であっても、無料で誰でも入れてしまうのです。
それに、コミケの入場者数は何十万人もいるとの発表ですので、そんな人数を全員分のカタログをチェックするなんて不可能ですよね。
そういうわけで、実はコミケカタログは買わなくてもコミケ会場に入ること自体はできます。
「じゃあカタログ買う必要ないじゃん!」と思うかもしれませんが、それでもやはり私としてはカタログは買っておくことを強くオススメします。
その理由は……
コミケのカタログの内容って何が書いてあるの?
コミケカタログの購入を強く推す理由は、カタログに書いてある内容のためです。
コミケカタログには、参加サークルリストだけでなく、いろいろな注意などが書かれています。
例えば基本ルール。
徹夜禁止とかは超有名なところですので分かりきっているかと思いますが(徹夜は本当にやめてくださいね)、その他マイナーなルールがいくつもあります。
また、場合によってはルールに更新があることもあります。
そのような最新のルールはネット記事に反映されるのが遅いため、最新の情報が載っているカタログは強い味方なのです。
過去にも、ビックサイトの工事で会場のホールが従来から変更になり、待機列の位置が変更になった回もあります。
最新のカタログを買っていれば迷わず並べたのに、古いネットの情報を鵜呑みにしたばっかりに迷ってしまった……なんて事態を防ぐことができます。
もちろん参加サークルリストを眺めるのも有意義でしょう。
例えばあなたがもともと興味のあるジャンルで、その界隈で有名な人が同人誌を出すことが分かっていたとします。
そうしたら、サークルリスト一覧でそのサークルの周りを眺めてみましょう。
コミケでは、同ジャンルは近くに固めて置かれることが多いので、もしかしたらあなたの好みのジャンルで好みの絵柄の人を発掘することができるかもしれません。
私もサークルリスト一覧で発見したサークルから掘り出し物を発掘したことがあります。
これってアレですね。「紙の辞書と電子辞書の違い」みたいなやつです。
「紙の辞書だと単語を調べたときに周りの単語も一緒に目に入るけど、電子辞書だと調べた単語しか目に入らない」ってやつに似てますね。
「カタログだと目当てのサークルを調べたときに周りのサークルカットも目に入るけど、個人のpixivページを調べてもそのサークルの番号しか分からない」って感じですか(余計分かりにくい……?)。
……閑話休題。
最初から行くサークルを固定してしまうと、帰った後に何かの拍子で実はドンピシャだった同人誌の存在を知ったときに悔しくなります。
そんなことにならないためにも、コミケカタログは買っておいたほうがいいです。
まとめ
コミケに参加するのに、カタログは必須ではありません。
必須ではありませんが、それでもカタログを購入することを「強く」おすすめします。
カタログを買って後悔することはありませんが(全財産が3000円しかない!とかいう特殊な方は別ですが……)、カタログを買わずに後悔する未来は結構現実にありえます。
コミケは半年に一度のお祭りです。
後で後悔しないように、準備万端で行きましょうね。
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