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hectopascalの歌詞とその意味を考察してみた【やがて君になる】

投稿日:2018年11月11日 更新日:

アニメ「やがて君になる」のEDテーマ「hectopascal」、いい曲ですよね。

かわいらしいメロディもよいですが、歌詞もなかなかに凝っています。

そこで今回は、そんな「hectopascal」の歌詞について考察をしていきたいと思います。

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hectopascalの歌詞は?

ピンクが侑パート青が燈子パート緑が2人のパートです。

知りたくて知りたくない このままでいい

〇×(マルバツ)がつくのなら ずっとずっと明日にならないで

遠いセカイのことだと思っていた(思っていた)

わたしには関係ないこんなキモチ(こんなキモチ)

君にだったらアリかもねココロの中を見せても

だってきっと変わらない

ココロの位置がわかったよ なんだか苦しくなるよ

ふいに変わる 風向きが

明日は何になる? やがて君になる

繊細な中身 覗いてみて

モヤモヤしてる 気持ちがバレたら

君は逃げてしまうかな

なんとなく毎日が輝いてる(輝いてる)

特別を特別と気付かないまま(気付かないまま)

そんなことより明日は 2人でどこかへ行こう

今の距離は壊さずに

少しずつ壊れていく 2人の距離はそのうち

限界越えて ああ ゼロに

明日は誰になる? やがて君になる

どんなに早く逃げたとして

すれ違っても ずっと君でいて

きっと会いに行くから

近くて(まだ)遠くて(ああ)

もう少しで届くのに

透明なガラスの向こう

君の剥き出しのココロ

守ってあげたくて 触れられず

明日は何になる? やがて君になる

繊細な中身 覗いてみて

モヤモヤしてる 気持ちがバレたら

君は逃げてしまうかな

明日は誰になる? やがて君になる

どんなに早く逃げたとして

すれ違っても ずっと君でいて

きっと会いに行くから

hectopascalの歌詞の意味を考察してみた

さて、歌詞考察です。

最初は侑パートは侑の気持ち、燈子パートは燈子の気持ちになっているのかと思って考えていましたが、どうもそれでは話が合わなさそう。

というわけで、純粋に歌詞を眺めてみましょう。

知りたくて知りたくない このままでいい

〇×(マルバツ)がつくのなら ずっとずっと明日にならないで

「知りたくて知りたくない」というのは侑の中の「人を好きになる」気持ちでしょうか。

侑自身は「好き」を知りたい、変わりたいと思っていますが、「好き」を知ってしまったら最後、燈子とは一緒にいられなくなってしまうわけですからね。

ただ、アニメを見ていれば分かるように、明らかに侑は燈子のことを徐々に特別視し始めています。

「明日になればもっと燈子先輩のことを好きになってしまうかもしれない」「燈子先輩を好きになってしまったことがバレてしまったら、燈子先輩に『バツ』をつけられてしまう(=離れていってしまう)」という不安から、「ずっとずっと明日にならないで」という消極的な願いを抱いているのではないでしょうか。

遠いセカイのことだと思っていた

わたしには関係ないこんなキモチ

これは一見すると侑と燈子のどちらにも当てはまるように見えます。

確かに1巻開始時点での2人は、どちらも誰かに「好き」という感情を抱いたことはありませんでした。

ただ、私の解釈としては、これはどちらかというと侑の心情だと思っています。

遠い世界=少女漫画やラブソングの世界ですし、「わたしには関係ない」という半ば諦めにも似た感情は侑っぽいですね。

燈子も「好き」を知りませんでしたが、燈子にとって「好き」とは憧れの対象ではなく、あくまでも現実に存在する明確な恐怖の対象。

燈子視点ではこのような歌詞にはならないんじゃないでしょうか。

ただ、ここまでは推測に過ぎませんが、公式の歌詞カードで「わたし」の表記が定まると、一気に意味が定まると見ています。

というのも、作中で侑の一人称は「わたし」、燈子の一人称は「私」と明確に使い分けられています。

なので、歌詞カードが「わたし」になっていたら侑視点、「私」だったら燈子視点ってことですね。

もし作詞者がその辺いいかげんだったら許さん。

【11/28追記】

ちゃんと歌詞カードは「わたし」表記だったので安心しました。作詞者の中村彼方さん、好き……。

君にだったらアリかもね ココロの中を見せても

だってきっと変わらない

これは燈子視点ですね。

燈子が唯一「特別」でいなくても許されるのが侑の前。

侑の前でだけは、心の中を見せても失望されずに一緒にいてくれるという安心感を感じているわけですから。

「だってきっと変わらない」という無根拠な妄信からも燈子感が滲み出ていますね。

燈子、そういうところやぞ。燈子は侑のこと見ているようで全然見てないからなあ……。

ココロの位置がわかったよ なんだか苦しくなるよ

ふいに変わる 風向きが

心の位置が分かって苦しくなるのは侑視点。

侑の中の「好き」の感情はどこに出すこともできなくて、ただ閉じ込めることしかできませんからね。

そりゃ苦しくもなる。

「不意に変わる 風向きが」はちょっと解釈が難しい。

どうとでも取れると言えばどうとでも取れる歌詞ですね。

一応、アニメ6話の川原のシーンで繰り返されたように、風が吹くシーンは心のざわつきを表現していますが、「心が苦しくなった」後に不意に風向きが変わるとなると……。

例えば一人でもんもんと考えて苦しくなっていたところに燈子先輩が来て、実際に会ったら嬉しい気持ちで苦しさが吹っ飛んでいってしまった……とか?それ普通にただの恋する乙女やんけ。

ちょっとここは要考察ですね。今のところこれといった答えは見つけられていません。

明日は何になる? やがて君になる

ここからサビです。

この歌詞の意味はたぶんこの作品の根幹となるテーマで、「やがて君になる」という作品が終わるときにならないと答えは出ないと思います。

何しろ作品のタイトルですからね。

が、私の中での解釈としては、「優等生」「特別」という仮面を被って生活している燈子が、最終的にはやがて「君」=七海燈子自身として生きていく物語だと思っていますので、それを侑視点から歌ったものだと解釈しています。

ちなみに、2番のサビは「明日はになる やがて君になる」ですが、この「誰」はお姉さん=七海澪でしょうね。

これも、お姉さんの代わりではなく、七海燈子として生きていって欲しいという侑からのメッセージなのではないでしょうか。

【追記】
と、この記事を書いてから気づいたのですが、原作中に「誰」と「何」を明確に区別するシーンがありました。
結構ネタバレなので、この考察は後ろの方に回しておきます。

繊細な中身 覗いてみて

モヤモヤしてる 気持ちがバレたら

君は逃げてしまうかな

これは侑視点ですね。

「好き」という気持ちが心に芽生えてしまった侑に燈子が気づいてしまったら、燈子は逃げてしまうのかなという不安な気持ちを表現しているのでしょう。

ここまでが1番の歌詞です。

で、2番の歌詞ですが、これアニメだと相当先のネタバレになるので、この記事の一番最後にまとめておきます。

hectopascalのタイトルの意味は?

“hectopascal” 、カタカナで書くと「ヘクトパスカル」

これは天気予報でよく聞く気圧の単位と同じです。

そのことを考えると、侑にとっての燈子、燈子にとっての侑は高気圧=元気をくれるもの。

逆にいなくなってしまうとちょっと寂しい=気圧が下がってしまったかのよう。

そんな2人の関係を天気図の気圧に例えたタイトルなのかなあと思いますが、それ以上の考察は今のところ思いついていません。

タイトルって難しいよね。

ここまでのまとめ

というわけで、今回は「やがて君になる」のEDテーマ「hectopascal」について考察してみました。

私の解釈はあくまでも一個人としての解釈ですので、いろいろな解釈を聞いてみたいですね。

とりあえず、当面気になるのは歌詞カードの「わたし」か「私」問題ですね。

楽しみに待ってますよ。

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おまけ①:「誰になる」と「何になる」の違い【原作漫画ネタバレ注意!】

さて、サビの冒頭である「明日は誰になる」と「明日は何になる」の違いについて、ちょっと考察していこうかと思います。

が、ここからは完全にネタバレですのでご注意を。

原作6巻の内容を踏まえての考察ですので、繰り返しになりますがネタバレ注意です。

——————!ネタバレ注意!——————–

実は6巻に、「誰」と「何」を明確に使い分けているシーンがあります。

それはこのシーン。

誰かみたいになりたいと思うのは自然なことです。憧れるのは大事なこと」

「ただ、あなたが何になりたいと願うのか。それは自分で決めてください」

つまり、「誰かになる」というのは、ただ過去の人物の真似をするだけの行為であるのに対して、「何かになる」というのは、今の自分自身が決断して切り開いていく未来という意味合いが込められていると考えられます。

そうすると、「明日は何になる」という歌詞は、「明日は誰になる」という歌詞よりもずっと信念のこもった、重い言葉であるということが分かります。

とするならば……、むしろ1番の歌詞を「明日は誰になる」に留めておいて、2番の歌詞こそ「明日は何になる」にした方がよかったのではないでしょうか……?

むしろ、私が作詞者なら、「明日は何になる」という歌詞は、ラスサビまで取っておくくらいの重要な言葉だと思います。

そこのところ作詞者はどう考えているのだろう?

インタビュー記事とかあったら見てみたい。

おまけ②:hectopascalの2番の歌詞について【原作漫画ネタバレ注意!】

こちらもガッツリネタバレですのでご注意を。

というか、これただの漫画のストーリー紹介だよね……?

原作漫画7巻収録分までのネタバレを含みますので、繰り返しになりますがネタバレ注意です。

——————!ネタバレ注意!——————–

なんとなく毎日が輝いてる

特別を特別と気づかないまま

そんなことより明日は 2人でどこかへ行こう

今の距離は壊さずに

少しずつ壊れていく 2人の距離はそのうち

限界越えて ああ ゼロに

明日は誰になる? やがて君になる

どんなに早く逃げたとして

すれ違っても ずっと君でいて

きっと会いに 行くから

 

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-レビュー
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執筆者:


  1. 匿名 より:

    7巻まで読んでいると歌詞がむちゃくちゃ重いですよね。今アニメでどこまで話を進めるかわからないですけど、原作がつぶれないよう願いたい。

    • ぽんた より:

      >匿名さん

      重い歌詞を軽快な歌に乗せるタイプの歌、好きなんですよね……。
      1話で聴いたときと最終話を終えてから聴いたときとで感想が180度変わるタイプの歌になっているのではないかなと思います。

      アニメはこのペースだと4巻最終話くらいまでしか進まなさそうですが、ぜひ最後までアニメ化してほしいところですね……!

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