冬の星座といえばオリオン座です。
……という知識はあっても、いざオリオン座を探そうとすると、どれだろう?となってしまう方も多いと思います。
そこで今回は、オリオン座の見える時期や時間、方角や、簡単な見つけ方について紹介していきたいと思います。
オリオン座の見える時期は?
繰り返しになりますが、オリオン座は冬の星座です。
なので、一番見やすいのは12月や1月なのですが、一応10月頃から時間を選べば見ることができ、遅い時期となると、だいたい3月頃までは見ることができます。
10月~3月というと、大体1年の半分くらいはオリオン座を見ることができるというわけですね。
オリオン座が見える時間は?
ただ、時期によってオリオン座が見える時間が変わってきます。
大体1ヶ月で2時間ほど、東の空からオリオン座が出てくる時間が早くなっていきます。
オリオン座が見え始める10月頃だと、23時頃に東の空に見え、明け方4時くらいになると南の空に昇っているのが見えます。
一方で3月だと、日没して暗くなる頃には既に南の空に昇っており、23時頃にはもう西の空に沈んでしまいます。
一番オリオン座が見やすい12月~1月では、だいたい23時頃に南の空に昇っているのが見えます。
このように、時期によってオリオン座が見える時間というのは全然違うのです。
オリオン座のある方角は?
そして時期によって変わるのは、見える時間だけではなく方角もです。
オリオン座の見える方角を、時期、時間とともにまとめておきましょう。
月 | 東の空 | 南の空 | 西の空 |
10月 | 23時頃 | 4時頃 | – |
11月 | 21時頃 | 2時頃 | – |
12月 | 19時頃 | 0時頃 | 5時頃 |
1月 | – | 22時頃 | 3時頃 |
2月 | – | 20時頃 | 1時頃 |
3月 | – | – | 22時頃 |
オリオン座の見つけ方は?
では、オリオン座の見える時期、時間、方角が分かったところで、実際の夜空からオリオン座を見つけるほう方法について説明していきましょう。
オリオン座の見つけ方は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、夜空の中から赤くて明るい星を見つけることです。
この星は「ベテルギウス」といい、オリオン座で最も明るい星です。
基本的に夜空に輝く星は青白く光るものが多いです。
そのため、赤く光る星自体が珍しいので見つけやすいと思います。
2つ目の見つけ方は、そこそこ明るい三連星を見つけることです。
明るい星が3つも連続して並んでいるのは珍しく、こちらも見つけやすいです。
赤くて明るい星があって、その近くに三連星があれば、それがオリオン座です。
これだけ覚えておけば大丈夫です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
オリオン座は冬を代表する星座ですし、冬の星空の中でもひときわ目立つ存在です。
冬は空気が透き通っていて、天体観測をするのにもぴったりの時期です。
是非オリオン座を眺めて、冬を感じてみてくださいね。