中国出張に行くと、現地での連絡手段用に現地でスマホを契約することがあります。
まあ基本的には電話しか使わないのでそこまで問題はないのですが、一応WeChatをインストールして、文字でもコミュニケーションを取れたほうが何かと役立つでしょう。
ですが、中国で契約したスマホは、当然ながら最初から日本語入力できるわけがありません。
そこで今回は、中国で契約したスマホで日本語入力ができるようにする方法を紹介していきたいと思います。
中国のスマホで日本語入力する方法は?
中国のスマホで日本語入力ができるようにするのはちょっと面倒くさいです。
なぜ面倒くさいのかというと、主な理由は2つあります。
1つ目は、そもそも日本語入力アプリを入れるための検索で、「日本語入力」というキーワードが打ち込めないためです。
まあ当たり前といえば当たり前なのですが、じゃあなんて検索すればいいんだ?って話ですよね。
基本的に中国契約のスマホでは、中国語入力(ピンイン)と英語入力の2つのモードがありますので、英語モードで検索するのが一番簡単です。
私の場合は”Japanese IME”で検索しました。
IMEとは”Input Method Editor”の略で、和訳すると入力方式エディタです。
なので、”Japanese IME”で検索すれば、日本語入力のアプリが出てくるわけです。
ですが、中国契約のスマホに日本語入力アプリを入れるためのハードルはもうひとつあります。
2つ目の問題としては、中国契約のインターネット回線では、Google Play(iPhoneでいうApp Storeのようなもの)がアクセス制限されているということです。
つまり、正式なルートでアプリをインストールすることができないのです。
ですが、中国で契約したスマホのホーム画面には、「百度手机助手」といった名前のアイコンがある場合があります。
その場合は、それが中華版アプリストアですので、そこに”Japanese IME”と入力すれば、日本語入力アプリが出てくるでしょう。
もしない場合は、インターネットブラウザを立ち上げて、検索ボックスに直接”Japanese IME”と入力しましょう。
(中国のスマホですので、検索エンジンも「百度」になっていると思います)
そうすると、検索結果の上のほうに日本語入力アプリが出てくるはずです。
ちなみに、もし複数の日本語入力アプリが出てきた場合は、「Google 日本語入力」が無難でおすすめです。
Googleのサービスは検閲でシャットアウトする割に、Google 日本語入力を中国のスマホにインストールすることは禁止されていないようで、インストール後も普通に使えました。
さて、これで日本語入力アプリがインストールできたので、後はそれをデフォルトのキーボードに設定すればOKですね。
この方法はAndroidのバージョンによって細かいところが違ってきますが、大体同じような設定方法ですので、写真で説明していきたいと思います。
まず、ホーム画面下側中央の点が9個並んだアイコンをタップすると、インストール済みのアプリ全部が表示されます。
この中に、設定アプリ(②で示した歯車っぽいアイコン)がありますのでそれをタップします。
その後、「入力」「言語」「キーボード」といったような単語が書かれている項目を探してタップします。
私のバージョンだと、「システム」の説明文に「言語と文字入力」という項目があるのを見つけましたので、こちらをタップします。
次に、「言語と文字入力」をタップ。
すると、「デフォルトのキーボード」という項目がありましたので、こちらをクリックして「Google 日本語入力」をデフォルト設定にすれば完了です。
適当にインターネットブラウザを立ち上げて、検索ボックスに入力してみてください。
いつも通りに日本語が入力できるようになっているはずです。
これで、中国で契約したスマホでも日本語が打てるようになります。
まとめ
中国で契約したスマホで日本語入力をするのは結構面倒くさいです。
それは、そもそもアプリストアが特殊という、中国という国自体の問題もありますし、検索ボックスに入れる言葉が分からないという問題もあります。
が、この方法であれば簡単に日本語入力アプリを探せるはずです。
ちょっと面倒くさいとはいえ、これをやっておかないと、英語しか入力できないというもっと面倒くさいことになりますので、是非最初にこの設定は済ませておくことを強くおすすめします。
それでは、よい中国出張生活を!