近年、世界経済における中国の存在感が増していますよね。
それによって、中国出張を命じる企業が多くなりました。
ですが、海外出張で気になるのは言語の壁。
特に中国は英語が母国語ではないので心配ですよね。
そこで今回は、中国出張における中国語についてお話ししていきたいと思います。
中国出張で中国語は必要?
さて、そもそも中国出張で中国語は必要なのでしょうか?
グローバル化が進む中、英語が喋れれば世界中どこでもだいたい生きていけるはず……と思っている人も多いでしょう。
ですが、中国では案外英語が喋れない人は多いです。
まあ、都市によるのかもしれませんが、中国は格差の激しい国。
ホテルのフロントで英語が伝わらないことはほぼありませんが、一方でレストランの店員など、特別な教育を受けていない人は、現代でも英語が分からない人がたくさんいるのが実情です。
まあ、これは日本もそうですよね。
コンビニ店員が全員英語ができるかというと、できない人のほうが多いでしょう。
なので、これはもう仕方のないことなのです。
ということで、本当に最低限の中国語は言えるようになっておいた方がよいです。
最低限というのは、日常使う挨拶と、後は数字ですかね。
幸いにも日本には麻雀というゲームが輸入されているため、麻雀をやったことがある人であれば1~10くらいならすぐに覚えられるという地の利があります(笑)。
麻雀をやったことがない場合は、せめて1,2,3くらいまでは覚えておきましょう。
何かと役に立ちます。
また、本当に困ったときは、書き言葉でなんとかして伝えるという手もあります。
日本語の漢字と中国語は微妙に形が違いますし、意味も変わることがあります。
ですが、何となくのニュアンスは伝わることがあるので、書き言葉でのコミュニケーションで何とかなることもあります。
まあ、オフラインの翻訳アプリを事前にインストールしておくのが最強なんですけどね。
中国語で出張で使える挨拶を紹介!
続いて、中国語での挨拶を紹介します。
中国語の挨拶はみなさんご存知の「ニーハオ」です。
「ニーハオ」は、英語でいうと”Hello”に近いですね。
1日中いつでも使える定番の挨拶です。
英語でも、”Good morning.”, “Good afternoon.”, “Good evening.”, “Good night.” …などなど、時間に合わせた挨拶も確かにあるのですが、別に”Hello.”でも代わりになりますよね。
それと同じで、中国語でも時間帯ごとの細かい挨拶の言い方はあるものの、ニーハオだけですべてが片付くのです。
とても楽ですね。
もうひとつ覚えておくべき挨拶は、こちらも有名な「シェイシェイ」です。
意味は「ありがとう」ですね。
本当に簡単な2つの単語ですが、正直この2つが最も重要です。
まあ、逆の立場になればわかりますよね。
外国人観光客が、「こんにちは」「ありがとう」を言ってくれれば、まあなんとなく許せますよね。
というわけで、この2つは必須中の必須です。
出張で使える中国語の例文を紹介!
さて、外国に行ったときに最低限必要な会話って何でしょうか?
先ほど紹介した「ニーハオ」「シェイシェイ」はもちろんですが、もう2つだけあると便利な単語をご紹介しましょう。
1つ目は「フーイェン」、2つ目は「マイタン」です。
これらはセットで覚えましょう。
意味としては、「フーイェン」=「店員さん」、「マイタン」=「お会計」です。
つまり、食事に行ったときに使う必須の2単語ですね。
注文を取ってほしいとき、お水を持ってきてほしいとき、会計をしてもらいたいとき……いずれにせよ店員さんを呼びたくなりますよね。
そのときに、「ニーハオ」も「シェイシェイ」も違うし、”Excuse me.”も伝わらないしどうしよう……と困りつつ手を挙げて店員さんを呼んだのは今となってはいい思い出です。
ですが、この単語くらいは最初から知っておけって話ですよね。
また、お会計をしたい場合も、伝票を差し出したりすれば伝わりはしますが、「フーイェン、マイタン」と二言言ってしまえばそれで済むわけですから、これくらいの単語はぜひ覚えておきましょう。
ちなみに、「お店に行ったときに使う単語が必要なら、注文するときに必要な単語もあるのでは?」と思うかもしれませんが、こちらはそこまで必須ではありません。
だいたいの場合、まずメニューを指さして、次に個数を指で表せば、相手の察しが相当悪くない限りは正しく伝わります。
一応、「1個」は「イーガー」、「2個」は「リャンガー」、「3個」は「サンガー」……ですので、私はメニューを指さして、指で個数を表現しながら発音も行っていました。
ここで、「ガー」は「個」を表します。
そして、1は「イー」、2は「リャン」、3は「サン」というわけです。
麻雀をやったことがある人は、これでピンと来たのではないでしょうか。
麻雀の数牌も、イーリャンサンスー……と数えますよね。
つまりはそういうことです。
まあちょっと発音とかイントネーションとかが変わるものもありますが、そんなに大きな数字はあまり使わないので、気になる方は詳しく調べてみてください。
1~9までは麻雀の数牌とほぼ同じ。
10は「十三不塔(シーサンプーター)」の「シー」です。
0は麻雀で使わないのでこれは個別で覚えないといけませんが、「リン」です。
まあ、正直こんなに細かく覚える必要はないですよ。
注文で5個も6個も注文することってないでしょうから。
逆に0個の注文って何?って話にもなりますし。
だから、1~3が言えれば大丈夫です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
中国出張は言語の壁があって不安なことが多いですが、なんだかんだ言ってもなんとかなるものです。
最低限必要な単語はわずか4単語。
「ニーハオ」「シェイシェイ」「フーイェン」「マイタン」の4つです。
ただ、本当にピンチになったときに最後に頼りになるのはオフライン翻訳アプリです。
日本にいるうちに、インターネットに自由に接続できるうちに、インストールをしておきましょう。
中国本土だとアクセス制限されていたりしますからね……。
それでは、中国出張気を付けて頑張ってきてください!