帰省などで赤ちゃんと飛行機に乗らないといけないときがあると思います。
大人でも起こる飛行機の悩みといえば、気圧変化で耳がつまる現象ですが、赤ちゃんも気圧の変化を感じるのでしょうか?
大人は耳が詰まってきたら対策することができますが、赤ちゃんは何もできないので心配ですよね。
今回は、赤ちゃんが飛行機に乗るときの耳づまりの問題について説明したいと思います。
赤ちゃんが飛行機に乗るとき耳抜きは必要?
大人でも悩みのタネになる飛行機での耳のつまり。
大人であれば耳抜きなどで対処することができますが、赤ちゃんの場合はどうすればいいのでしょうか?
基本的には、赤ちゃんの場合は耳抜きは必ずしも必要ではないと言われています。
というのも、3歳くらいまでは器官が未熟なため、大人ほど気圧の変化の影響を受けにくいためです。
そのため飛行機に乗っても、赤ちゃんの耳は大人のような違和感は感じないと考えられています。
実際に子どもが飛行機に乗って耳の違和感を訴え始めるのは3歳ころからと言われています。
そのため、必要以上に赤ちゃんの耳の心配をする必要はないでしょう。
ただ、大人ほど気圧の変化の影響を受けにくいからとはいえ、まったく問題がないかと言われるとそれには個人差がありますので、もし離陸中や着陸中に赤ちゃんが泣き止まないようであれば、何らかの対策をとる必要はあるでしょう。
赤ちゃんの飛行機での耳抜きの方法は?
気圧の変化が大きいのは上昇中と下降中のとき、特に着陸態勢に入った下降中のときです。
もしこのときに赤ちゃんが泣き止まないようであれば、一応何らかの気圧対策をしてあげた方が良いでしょう。
もちろん、鼻をつまんで耳に息を送り込む通常の耳抜きは使えません。
飴をなめたりガムを噛んだりする方法も、赤ちゃんには使えません。
それでは、赤ちゃんにはどのような対策をしてあげればよいのでしょうか?
赤ちゃんの気圧対策としては、ミルクを飲ませるのが最も効果的です。
哺乳瓶と粉ミルクを手荷物として準備しておけば、後はお湯はキャビンアテンダントさんに言えばもらうことができます。
ミルクを飲むことで、鼻の奥と耳の中をつなぐ耳管という管が開きやすくなり、耳の中の気圧を外と同じになって耳の違和感が収まります。
大人が唾を飲み込んで耳を治すのと同じ原理ですね。
もし哺乳瓶のミルクを飲んでくれず、直接授乳するしかないという場合は、授乳ケープなどの目隠しになるものを準備しておきましょう。
哺乳瓶のミルクを飲んでくれないのが分かっているのであれば、人目につかないように予約の時点でなるべく奥の座席を予約しておいたほうがいいですね。
飛行機での赤ちゃんの耳抜きは寝てる時にも必要?
飛行機の離陸中や着陸中、赤ちゃんが起きているのか寝ているのかは当日になってみないと分かりません。
赤ちゃんが起きている場合は上に書いたようにミルクを飲ませることで対応ができますが、もし寝ている場合はどうすればいいのでしょうか?
寝ているのだからそのまま寝かせておく?それとも一度起こしてミルクだけ飲ませてからまた寝かしつける?どちらがいいのでしょうか?
もし赤ちゃんが寝ている場合は、そのまま寝かせておくのが良いです。
先ほども言いましたが、赤ちゃんは器官が未熟なため、大人ほど気圧の変化の影響を受けにくいです。
寝ていれば気圧の変化による小さな違和感には気づかずにそのまま問題なく着陸できるでしょう。
逆に起こしてしまうことで、気圧の変化以外の理由で泣き出してしまうこともあります。
寝ていてくれる場合は、ラッキー!と思いながらそのまま寝かせておきましょう。
まとめ
飛行機に乗るときには必要以上に赤ちゃんの耳の心配をする必要はありません。
もし離着陸のときに泣き出した場合はミルクを飲ませるのが効果的です。
また、赤ちゃんが寝ているときはわざわざ起こす必要はありません。
赤ちゃんを飛行機に乗せるときは心配なことがたくさんあると思いますが、準備と心構えがしっかりできていれば大丈夫ですよ。