初めての中国出張。
分からないことだらけで不安になりますよね。
特にお金の問題は頭を悩ませることが多いと思います。
今回は、そんな中国出張時のお金の問題について説明していきたいと思います。
中国出張で現金はどれくらい必要?
10年ほど前は中国の物価は日本と比べて非常に安かったのですが、だんだんと中国内の物価も上昇傾向にあります。
そのため、あなたがこの記事を読んでいる頃にはもしかしたらここに書いていることが過去の話になっているかもしれませんがご容赦ください。
ちなみに私が中国に出張したのは2017年のことです。
また中国と一口に言っても、中国大陸は非常に広大です。
中国では省が変われば別の国とも言われるので、そこも考慮のうえ読み進めてください。
とはいえ、日本人が出張に行く中国の都市はだいたい沿岸部の限られたところだけだと思いますが……。
私の場合も例に漏れず遼寧省の大連でした。
また、以下の計算では1中国元=17日本円で計算しています。
このレートによっても実質料金が変わるのでご注意ください。
中国生活でかかる費用ですが、食事に関しては大体ノンアルコールの外食で1食100元(およそ1700円)程度、アルコールありで300元(およそ5100円)程度を見ておけば十分でした。
日本からの出張者であれば、ホテルは朝食付きだと思いますので、昼と夜の食費を元に計算しましょう。
後は食事以外に何をするかですね。
観光をしたり街で遊んだりする予算も別途用意しておきましょう。
オジサン達はよくキャバクラのようなところに行っていましたが、そういうところに行くなら1回につき500元(およそ8500円)~1000元(およそ17000円)くらいは用意しておいた方がいいでしょう。
また、中国マッサージもおすすめです。
100元くらい(およそ1700円)で本格的なマッサージをしてくれるので、コストパフォーマンス最強です。
日本のルームサービスで頼んだら6000円とか8000円とか取られてしまいますからね……。
中国でクレジットカードは使えない?
中国は偽札が多いのでクレジットカードが普及しているイメージがありますよね。
少なくとも私はそういう印象で現金をあまり多く持っていきませんでした。
しかしそれは大きな間違いでした。
中国に偽札が多い、というところまでは正解だったのですが、WeChatPayやAlipayなどのスマホ決済の電子マネーが主流で、クレジットカードが使えないスーパー、コンビニが多かったです。
クレジット=信用ですが、中国全土で見るとクレジットカードが発行できるような属性の人ばかりではありません。
そんな中、誰でも使えるスマホ決済の方が爆発的に広まっていったのですね。
ただ、もちろん日本人出張者が泊まるような大きいホテルであれば普通にクレジットカードは使えますので安心してください。
また、ホテルに併設のレストランでもクレジットカードが使えるところが多いです。
私は現金が危なくなってきたらホテルの併設レストランでなんとか現金を使わないように食事を済ませていました(苦笑)
中国でクレジットカードのキャッシングはATMでできる?
いざ現金が足りなくなったときに、キャッシングができるかどうかは心配なところですよね。
クレジットカードも使えない、現金も底を尽きた……となって最後の頼みの綱のキャッシングすらできなかったらシャレになりません。
結論から言うと、中国のATMで日本のクレジットカードからのキャッシングは可能です。
操作方法も、最近の中国のATMでは最初に言語選択画面があり、英語はもちろん、場合によっては日本語メニューまで用意されているので操作で困ることはほぼないでしょう。
ただ、ATMの説明欄にVISAのキャッシングマークがついていたのにもかかわらず、VISAカードでキャッシングができないATMがいくつかありました。
確か銀行を3つくらい回った記憶があります。
その場合は、銀行員さんに英語で聞いてみましょう。
“How can I draw cash with this credit card?” とでも聞いておけば伝わると思います。
ただ、銀行員さんによっては英語ができる人もいればできない人もいるので、英語が通じなくてもめげないようにしてください。
私の場合、「向かいの銀行に行けば引き出せるよ」とアドバイスを頂き、4件目の銀行でやっとキャッシングで現金を引き出すことができました。
このようにちょっと不親切な面もありますが、ちゃんとATMでキャッシングはできるので安心してください。
まあ、最初から十分な現金を持って行けって話なんですけどね……
まとめ
スマホ決済がものすごい勢いで成長し、ほぼ現金を見なくなった中国。
現金が少なくなったとはいえ、クレジットカードが使えるというわけではないので、普段クレジットカードに頼った生活をしている人は気をつけてください。
大体食事だけなら1食100元程度なので、それを目安にしつつ、少し多めに現金は持っていきましょう。
最悪の場合はATMからキャッシングも可能ですので、必要以上にビビらずに行きましょうね。