お盆になるとお墓参りに行くことになりますよね。
お墓参りで悩ましいのが、お墓に何をお供えするか?という問題。
お仏壇へのお供え物は菓子折りなどが一般的ですが、お墓参りのお供え物というと「?」と思ってしまう人が多いのではないでしょうか。
そこで、今回はお墓参りのお供え物について解説していきたいと思います。
お盆のお墓参りのお供え物は何がいい?
お墓参りのお供え物に何がふさわしいのかというのはなかなか難しい問題ですよね。
ただ、お墓参りのお供え物といってもそこまで難しく考えることはありません。
簡単に言えば、故人が好きだったものをお供えするというのが最高のお供え物なのです。
それにプラスして、言わずもがな、とは思いますが、お花も用意しておきましょう。
お花+故人の好きだったものの2つの組み合わせが最もふさわしいです。
好きなものというのは本当に何でもアリです。
よくテレビドラマとかでビールをお供えするシーンもありますが、故人が好きだったのであれば別にそういったものでもかまいません。
私も過去に祖母のお墓にコンビニの骨なしチキンをお供えしたことがあります。
事情を知らない人から見ると「えっ!?」と思われるかもしれませんが、実際に故人が好きだったものなのですからこれでもいいのです。
何よりもそこに心がこもっているのが一番だと思いますよ。
ただその場合、次の章に書かれていることにも注意してくださいね。
お墓参りのお供え物は持ち帰りする?
お墓参りでお墓にお供え物をした場合、そのお供え物は置きっぱなしでいいのでしょうか?
それとも帰るときに持ち帰ったほうがいいのでしょうか?
最近では、お供え物は原則として持ち帰ることになっています。
例えば先ほどの私の例のように食べ物をお供えしたとします。
それをお墓に放置されてしまうと、
・カラスなど動物に荒らされてしまう。
・ホームレスが不法侵入してきてしまう。
・腐って虫がわいてしまう。
……などなど、いろいろなデメリットが考えられます。
ご先祖様の入っているお墓が、このような形でメチャクチャになってしまうのは悲しいですよね?
しかもその影響は周りのお墓にも及びます。
ご先祖様のためにも、周りの人のためにも、絶対にお供え物は持って帰るようにしましょう。
お墓参りのお供えの金額はどれくらいが目安?
では、お墓参りのお供えの金額はどれくらいが目安なのでしょうか?
ここまでの話を聞いていると予想が付くかもしれませんが、別に安くても何の問題もありません。
特別思いつかなければ1000円程度で適当に見繕えばよいですが、私なんてコンビニチキンですからね。本当に150円程度のお供え物です。
ですが、そんなたった150円程度のお供え物だったとしても、そこに心がこもっていれば十分なのです。
「お供え物はいくらが相場か?」と悩むより、「あの人はどんなものが好きだったかな?」と、そちらのほうに意識を向けてあげてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
お墓参りのお供え物は答えがないからこそ難しい問題ですが、そこまで悩みすぎるほどのものでもありません。
その人が好きだったものを思い出して、それに関係するちょっとしたものをお供え物として持って行きましょう。
高級なもの、しっかりしたものである必要はまったくありません。
安物だとしても心がこもっていることが一番大切なことなので気にしないでくださいね。
そして、お墓の清潔に維持するためにも、お供え物は帰るときにちゃんと持って帰りましょうね。