就職活動が解禁されると、合同説明会のお知らせがたくさん耳に入るようになりますよね。
ですが、「合同説明会ってそもそも何なの?」という人も多いはず。
そこで今回は、就活の合同説明会には行くべきなのか?という疑問も含めて、合同説明会に関する疑問を解決していきたいと思います。
就活の合同説明会は行くべき?
まず、そもそも就活の合同説明会には行くべきなのでしょうか?
先輩やインターネットの意見だと、「合同説明会なんて行かなくていい!」という人がいたりして、「行く意味があるのかな……?」と不安になってしまうかもしれません。
ですが、もしあなたが一般的な就活生なのであれば、合同説明会は行っておいたほうがいいでしょう。
なぜなら、合同説明会の最大のメリットは、「あなたの知らない会社に出会えること」だからです。
合同説明会には、何十社という数の会社が集まっています。
ということは、あなたの知らなかった会社、知らなかった業界がたくさんあるということです。
元々興味のある会社のことは、自分で勝手に調べますよね。
ですが、案外自分が知らなかった業界や会社で、あなたの理想が見つかるということもあり得ます。
一方で、自分が興味のなかった会社の話を聞いてみたら、「やっぱり自分には合わなさそう」と思うこともあるかと思います。
ですが、それはそれで大きな発見です。
ぼんやりと行きたい会社を決めている状態よりも、「他の会社も見たけどやっぱりここがいい!」と確信している状態では、後者の方が志望理由が明確になります。
なので、合同説明会で話を聞くというのは、結果が良くても悪くても得るものが大きいということになります。
就活の合同説明会の流れは?
さて、合同説明会に行ったほうがいいということは分かりましたが、実際の合同説明会の流れはどんな感じなのでしょうか?
合同説明会は、個別の企業説明会とは違い、入退場が自由なことが多いです。
会場が開いているのが何時から何時までと決まっていますが、その中のいつであっても同じような説明を受けられるということですね。
入場したら、自分の興味のある企業のブースに勝手に行き、勝手にお話を聞くというスタイルです。
企業によっては、会社説明のプレゼンをしっかり準備しているところもあり、そのような会社のブースでは、15分おきとか30分おきに正式な会社紹介のプレゼンがセッティングされています。
その場合は次回のプレゼンが始まるまで待っていないといけませんが、そうでない企業であれば、本当にいつ見に行ってもその場で説明をしてくれます。
また、時間内であればいくつの企業を回っても構いませんし、逆に1社だけ話を聞いて即帰るのも問題はありません。
ですが、先ほども言ったように、合同説明会は一見興味がなさそうな会社の話を聞いて回れるというのがメリットですので、なるべくいろいろと幅広く見ることをおすすめします。
就活の合同説明会で聞くことって何?
さて、実際に企業のブースに行って説明を受けると、まず間違いなく質問タイムがあります。
就活の質問タイムっていろいろな思惑がありますよね。
「待遇や生活などのリアルな話を聞きたいという気持ちもあるものの、それを正直に聞くとマイナス評価を受けるんじゃないか」とか、「鋭い質問で自分をアピールしよう」とか……。
ですが、合同説明会の質問コーナーのレベルでは、質問タイムに大した意味はないと思ってよいでしょう。
相当優秀な人であれば目を付けられるかもしれませんが、そうでないのであれば多少の質問の優劣でわざわざ順位付けはしません。
だって、合同説明会ってものすごい人数が押しかけますからね。
相当印象に残らない限り、ほとんどの人は「数多くの就活生のうちの1人」です。
ただ、合同説明会で待遇などの突っ込んだ話をするのはおすすめできません。
というのも、合同説明会で出会ったばかりの企業と就活生なんて、恋愛で言ったら合コンの場で初めて会ったばかりの男女みたいなものです。
そこでいきなり給料や休日の話をされても、「何この人……」ってなりますよね。
なので、合同説明会で聞く質問は結局無難なものになります。
例えば、「仕事で楽しいことと大変なことを教えてください」という質問とか。
仕事って楽しいこともあれば大変なこともあります。
就活生が気になるのはそのうちの「大変なこと」ですが、大変なことだけ聞くと「この人、やる気ないのかな……」と思われてしまいます。
そのため、「楽しいこと」といった、仕事のやりがいとセットで聞くことで、質問がマイルドになります。
他にも、「あなたがこの会社に入ろうと思った理由は何ですか」という質問も効果的です。
よくある回答として、「社風や雰囲気が合っていたから」という返しがありますが、その場合はどんな雰囲気なのかをさらに突っ込んで聞いてみましょう。
自分の価値観と似たような人が集まる会社の方が過ごしやすいですからね。
後は、比較的若手の説明員さんがいる場合は、就活時代のアドバイスなんかを聞いてみるのもいいでしょう。
基本的には、失礼に当たらない程度で今後の自分の就活に役立ちそうな情報を集めていくのがコツです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
就活の最初の一歩は合同説明会という人も多いはずです。
最初の一歩でつまづかないように、合同説明会でいろいろな情報を仕入れてくださいね。
それでは、就活頑張ってください!