受験生の皆さん。
センター試験お疲れ様でした。
センター試験の後にも二次試験が待ち構えていますが、ひとまずは大きな山を越えましたね。
さて、「センター試験が終わったら自己採点をしろ!」と先生に言われていることかと思います。
ですが、このセンター試験の自己採点についてよく分かっていない生徒さんは多いです。
そこで今回は、センター試験の自己採点についてお話ししていきたいと思います。
センター試験の自己採点ってなぜやるの?その意味は?
そもそも、センター試験の自己採点って何のためにやるのでしょうか?
あなたの受験校では、センター試験の結果を使いますよね。
多くの大学では、センター試験と二次試験の点数を合計して合格者を決めます。
なので、センター試験の点数は受験においては非常に重要となるのです。
ですが、センター試験の実際の点数は、大学入試が終わらないと返却されません。
そのため、結果が返ってくる前にどの大学を受けるかを決めるために、自己採点で自分のセンター試験の点数をある程度予想する必要があるのです。
わかりやすいように例を挙げてみましょう。
例えば、センター試験が500点分、二次試験が500点分の合計1000点で合否が決まる大学があったとします。
そして、例年この大学は1000点中700点をとったら合格ラインに乗るとしましょう。
この場合、センター試験で400点取れている人は、二次試験で300点取れば合格となります。
一方で、センター試験で150点しか取れなかった人は、二次試験で500点満点を取ってもまだ足りません。
そうなると、自己採点で150点しか取れなかった人は、この大学を受験しても意味がないということが、二次試験を受ける前から分かります。
このように、自分がどこの大学を受けるべきかの目安にするために、自己採点は必要なのです。
センター試験の自己採点はいつすればいい?
では、センター試験の自己採点はいつすればよいでしょうか?
これは人にもよりますが、おすすめはセンター試験の2日目が終わったその日か、あるいはその翌日です。
これにはちゃんと理由があります。
まず、自己採点を後回しにするのはよくありません。
まあ、自分の点数を知るのが怖い気持ちは分かりますが、後回しにしようが何をしようが、終わってしまったことは変えられません。
そうであれば、なるべくちゃんと正確に自己採点できたほうがいいですよね。
センター試験の自己採点のためには、問題用紙に自分の回答をメモしておく必要があります。
しかし、時間がなくて焦っていたり、ついうっかりメモを忘れてたりして、数か所メモがなかった……ということはよくあります。
もし自己採点を後回しにすると、このようなときに、本番でどこにマークをつけたか忘れてしまいます。
そうすると、どんどん自己採点の正確さが怪しくなってきますよね。
なので、自己採点は自分が回答を忘れないうちに早めにやっておくのがよいです。
ただし、あまりに急ぎすぎるのも問題です。
特に、センター1日目が終わったその日に自己採点をするのはやめましょう。
なぜかというと、自己採点の結果が良かったときはよいですが、万が一悪かったときに翌日のセンター試験2日目に響くからです。
受験はメンタル勝負。
平常心を保ちながら問題を解くのが最も重要です。
というわけで、センター試験の自己採点は、2日目が終わったその日か、あるいはその翌日にすることを強くおすすめします。
センター試験の自己採点で嘘をついてもいい?
最後に、センター試験の自己採点で嘘をついてもよいのかどうかについて少しお話ししますね。
センター試験の自己採点が思ったよりよくなかった場合、自己採点の結果で嘘をつこうとする生徒さんが結構多いんですよね……。
ですが、自己採点で嘘をつくのはまったくメリットがないのでやめましょう。
繰り返しになりますが、センター試験の自己採点は、あなたが二次試験でどこの大学に挑戦できるかを自分自身が把握するためのものです。
誰かに見せたり、比べたりするものではありません。
なので、結果が良くても悪くても、そのままを申告するのが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
簡単ですが、センター試験の自己採点についてお話しさせてもらいました。
まあ、自己採点って怖いですが、でもやらなきゃいけないならさっさと済ませてしまうのが、実用的にも精神的にもベストです。
とにかく、あなたはセンター試験を頑張りました。
次は二次試験へと前を向いて、最後まで頑張っていきましょうね!