梅雨の時期になってくると、洗濯物の問題で頭が痛くなってしまいますよね。
外に干そうとするとすぐ雨が降るし、部屋干しするとなかなか乾かない……
あなたもそんな悩みを抱えていると思います。
梅雨の時期でも洗濯物を早く乾かす方法はあるのだろうか?
乾燥機を買わずにエアコンとかで工夫すればなんとかなるのだろうか?
その場合、電気代ってどれくらいかかるのだろう?
……そんな悩みを解決していきたいと思います。
梅雨の時期に洗濯物を乾かす方法は?
梅雨の時期だと、基本的に毎日のように雨が降っているため、基本的に外に干すことはできません。
とはいえ、部屋の中もやはり湿度は高いので、部屋干しをするとしても時間がかかってしまいます。
洗濯物を乾かす時間を短くするための1つのテクニックとしては、まず干す前に洗濯物の水分をなるべく減らすという工夫があります。
最近の洗濯機には、ヒーターで乾燥させる機能がついていなかったとしても、風乾燥といって脱水よりももうちょっとだけ乾燥を進める機能がついていることがあります。
もしあなたがお持ちの洗濯機に風乾燥のような機能がついているのであれば、是非脱水の後に風乾燥も行ってください。
また他にも、脱水の効果を高めるテクニックもあります。
脱水の効果を高めるには、脱水のときに乾いたバスタオルを1枚入れて一緒に脱水すると良いです。
乾いたバスタオルが洗濯物の水分を吸い取って、洗濯物1枚当たりの水分を減らすことができます。
ただ、洗濯物があまりにもビチャビチャなときからバスタオルを入れても効果は薄いので、ある程度脱水ができたあたりでバスタオルを投入して、残りの水分を吸い出す作戦がおすすめです。
脱水が十分にできたら、次は干すときのテクニックです。
冬の部屋干しではストーブがよく使われますが、夏場にストーブは出ていないですよね。
それに、もしストーブが出ていたとしても、こんなに蒸し暑い中ストーブを付けるのは嫌ですよね。
そう考えると、夏場に使えるもので思いつくものはエアコンかな?となるのではないでしょうか。
次の章では、エアコンをうまく使った洗濯物の乾かし方を紹介したいと思います。
梅雨の洗濯物にエアコンを使うのは効果的?
ジメジメした夏場でも乾燥に使える家電として、真っ先に思いつくのはやはりエアコンでしょう。
では、エアコンをどのように使えば洗濯物を早く乾かすことができるのでしょうか?
ちょっと細かい話になりますが……
洗濯物が乾くということは、洗濯物に含まれる水分が部屋の中に抜けていくということです。
つまり、部屋の中の湿度を低くすれば洗濯物が乾きやすいということです。
湿度を下げるためには、
①部屋の中の水分を減らす
②部屋の温度を上げる
の2つの方法があります(前の章で紹介したストーブで洗濯物を乾かす方法は②の方法ということです。ドライヤーで髪の毛が乾くのも同じ理由です)。
エアコンを使う場合、①の作戦はエアコンを除湿(ドライ)にすること、②の作戦は暖房にするという意味です。
ただ、夏場に部屋の温度をさらに上げるのは嫌なので、今回は①の作戦で行くのがおすすめです。
エアコンを除湿モードにしておき、そこになるべく洗濯物同士が重なり合わないように干しておきましょう。
さらに、夏場なので扇風機を出しているご家庭も多いと思いますが、扇風機を併用するとさらに効率よく洗濯物を乾かすことができます。
またまた細かい話になりますが……
部屋全体の湿度を下げても、洗濯物から次々と水分が抜けてくるので、洗濯物の周りだけは湿度が高い状態になってしまいます。
例えばお風呂に入っているときに追い炊きをしたとき、追い炊きをしているところだけはすごく熱いのに、ほかの部分はぬるま湯のままなのでお湯をかき回してお風呂全体を温かくした……という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
追い炊きの例と同じように、洗濯物の周りだけ湿度が特に高い場合は、その水分を他のところに飛ばして、乾いた空気を洗濯物の周りに呼び寄せる必要があるのです。
その役割をするのが扇風機ということです。
東京電力の調査では、エアコンの除湿と扇風機を併用するとなんと2時間程度で洗濯物が乾いてしまうそうです。
部屋干しでエアコンを使うと電気代はどうなる?
ここまでで、エアコンと扇風機を併用することで洗濯物があっという間に乾くことは分かりました。
ただ、洗濯のたびにエアコンを付けていたら電気代が心配……という方もいるでしょう。
洗濯物を乾かすのにかかる電気代はいったいいくらくらいなのでしょうか?
東京電力の調査では、エアコンと扇風機を併用して洗濯物を乾かしたとしても、かかる電気代はわずか27円とのことです。
思ったより安いのではないでしょうか?
ちなみに浴室乾燥だとおよそ80円、洗濯乾燥機だとおよそ35円~60円程度かかるそうで、日々のコストを考えてもエアコンと扇風機の併用はおトクということになります。
今どきのエアコンは省エネなので、こういう使い方をしても電気代はそこまで気にならないのですね。
まとめ
ジメジメした梅雨での洗濯物。
エアコンの除湿機能と扇風機を併用することで、干す時間もかかる電気代も節約できます。
また、最初に言ったように、洗濯物を干す方法だけでなく干す前の脱水方法から工夫することも大事です。
この方法で今年の夏こそ快適な洗濯ライフを!