9月には敬老の日がありますね。
世間では、敬老の日には孫から祖父母へ、お祝いと感謝の言葉を贈るイベントと認識されているようですが、子供がいない身からすると「敬老の日に自分の両親を祝っちゃいけないのだろうか?」と思ってしまいますよね。
今回はそんなあなたのために、敬老の日に親をお祝いするのはアリなのか?についてお話ししていきたいと思います。
敬老の日に親にプレゼントするのはアリ?
日本ではまだ、敬老の日は「孫から祖父母へ贈るイベント」として認識されがちですよね。
「それが普通」と周りの人が認識してしまうと、その「普通」に当てはまらない人は肩身が狭い思いをしてしまいますよね。
でも、そんな中で、「自分に子供がいなくても、代わりに自分自身が、高齢になった両親をお祝いしてあげよう」と思える思いやりの気持ちは素晴らしいものだと思います。
結論としては、敬老の日に両親に感謝の気持ちを伝えるのは、もう全然アリです。
是非お祝いの気持ちを伝えてあげてください。
そもそも敬老の日の定義は、「多年に渡り、社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」と祝日法の中で定められています。
この文章の中には、「孫から祖父母へ」とか、「子から親へ」とか、そういったお祝いをする人を限定した言葉は一切入っていません。
つまり、誰が誰にお祝いをしてもいいということですね。
ですから、あなたが敬老の日にご両親をお祝いしたいという気持ちがあるのであれば、是非お祝いしてあげてくださいね。
敬老の日は何歳から祝う?
そんな敬老の日ですが、だいたい何歳くらいから敬老の日を祝われる年齢になるのでしょうか?
実はこれも明確に定められているわけではありません。
ですので、あなたが「そろそろ敬老の日に両親をお祝いしてもいいかな?」と思えるようになったら、いつでもお祝いをして構いません。
ですが、目安が欲しいという方もいるかもしれませんので、一応目安だけお伝えしますね。
目安としては65歳を超えたら、日本では「高齢者」という扱いになると考えてください。
なぜ65歳が区切りかと言うと……ちょっと難しい話になります。
少し話が脱線しますが、かつて敬老の日は9月15日にありました。
それが平成13年に、9月の第3月曜日に変更になりました。
覚えているでしょうか?
実は、敬老の日が9月の第3月曜日に変更になると同時に、従来の9月15日は「敬老の日」から「老人の日」という名前に変わったのです。
これは知らない人がほとんどなのではないでしょうか?
さらに、9月15日から9月21日までの1週間を「老人週間」と呼ぶようになったのです。
(「呼ぶようになった」とは言いますが、知名度は全然ないんですけどね……)
この「老人の日」や「老人週間」を定めた法律が、「老人福祉法」という法律です。
この老人福祉法では、「老人福祉の対象となるのは65歳以上」と定められています。
……話が繋がったでしょうか?
「敬老の日」自体は特に年齢を定めてはいませんが、元「敬老の日」である「老人の日」を定めた法律では、65歳以上を老人と定めているわけです。
そのため、敬老の日を祝い始める年齢に理由がほしい方は、65歳が一応のボーダーだと思ってくださいね。
でも、繰り返しになりますが、別に何歳でもお祝いしたい気持ちがあればいつでもお祝いすればよいのです。
周りの目とか、気にする必要はありませんよ。
まとめ
敬老の日に子供から親へお祝いと感謝の言葉やプレゼントを贈ることは、何もおかしいことではありません。
お祝いしたいと思えばお祝いすればいいのです。
一応、「老人は65歳以上から」ということにはなっていますが、実際は65歳以上だろうが以下だろうが、そこまで気にする必要はありません。
何よりも大切なのは、お祝いしたいというその気持ちなのですから。