七夕の天気が良かった場合、せっかくですから天の川を写真に収めておきたいですよね。
そう思って夜空にスマホのカメラを向けてみたけど、暗くて何も写らない……となってしまった人は多いと思います。
今回は、そんなあなたのために、スマホで何とか夜空の星を撮影する方法をお教えしたいと思います。
天の川をスマホで撮影するいい方法は?
そもそもの話ですが、スマホのカメラはそもそも夜空を撮影するのには向いていません。
スマホのカメラは基本的に、「明るいところで」「近くのものを」写真に撮るのが主な目的なので、暗くて遠い夜空の星を写すのには向かないのです。
とはいえ、スマホで星空が撮れないということではありません。
カメラの仕組みを知って適切なオプションで撮影することで、ある程度星をきれいに写すことができるのです。
まず、普通にスマホで夜空を撮影するとなぜ星が写らないのかというと、単純に光の量が足りないからです。
光の量が少ないときにも写真を撮るためには、シャッタースピードをゆっくりにする必要があります。
普段あなたが写真を撮るときは、カメラが「カシャッ」というわずかな時間でシャッターが切られます。
普通はわずか数分の1秒の間にシャッターが切られ、その間にカメラに入ってきた光だけが写真として残るのですが、それを数秒~数十秒に伸ばすことで、それだけたくさんの光がカメラに入ってきて、その結果、星などの暗いものでもしっかりと写すことができます。
ただ、シャッターを切るまでのその数秒~数十秒の間、カメラが固定されてないとブレブレの写真になってしまうという弱点もあります。
(シャッタースピードを10秒にすることで星が明るく写っていますが、手で持つとどんなに動かないように頑張ってもこれくらいブレてしまいます)
そのため、本当は三脚を使うのがベストなのですが、普段カメラを撮る人でないと三脚は家には置いていないですよね。
そういう場合はスマホを地面にうつ伏せで置くか、あるいは何か角度をつけるものを持ってきて上手いこと動かないようにセットしましょう。
(ちなみに、七夕当日に天の川が空の真上に来るのは深夜1時くらいになってしまいます。7月末であれば23時くらいに真上に来るので少し現実的な時間なんですけどね……)
このシャッタースピードの設定は、Androidの場合はもともと入っているカメラでマニュアル設定ができますが、iPhoneの場合は別途アプリをインストールする必要があります。
とりあえず先にAndroidの場合を説明すると、もともと入っているカメラアプリのモードをオートからマニュアルにします。
そして、シャッタースピードを10秒~32秒程度にしてそのまま撮影ボタンを押すだけです。
この数字をいじることで少しずつ写り方を変えることができます(先ほどの写真はシャッタースピード10秒でした)。
星のiPhoneでの撮り方は?
ではいよいよiPhoneの場合の写真の撮り方です。
iPhoneはもともと入っているカメラアプリでマニュアルモードにすることができませんので、専用のアプリを入れる必要があります。
基本的にシャッタースピードが変えられれば何でも良いのですが、無料でシンプルなものとして「星撮りカメラくん」を紹介しますね。
このアプリは非常にシンプルで、シャッタースピードを選んでボタンを押すだけです。
こちらも10秒以上のシャッタースピードをいろいろと試してみて、ベストなシャッタースピードを見つけてみてください。
まとめ
せっかくきれいに見えた天の川。
どうせなら写真にもきれいに収めたいですよね。
最近のスマホはカメラもすごいです。
少しの工夫でスマホのカメラでも夜空をきれいに写すことができるので、是非試してみてくださいね☆