七夕の日には織姫と彦星の物語があります。
天の川の両岸に離れ離れになってしまった織姫と彦星のお話はあなたも知っていると思います。
しかし、本物の天の川がどこにあるのかを知らない人は多いのではないでしょうか?
今回は、夜空から本物の天の川を見つける方法と同時に、織姫と彦星の見つけ方も合わせて説明していきたいと思います。
七夕で天の川の方角はどこ?
七夕の夜空には天の川が架かっているという話は聞きますが、実際天の川を意識して夜空を見ることって少ないですよね。
一体天の川はどの方角に見えるのでしょうか?
そもそもの話になりますが、星は時間とともに移動していきますから、時間によって天の川が見える方角は変わってきます。
例えば子供と一緒に夜空を眺めるとすれば夜8時から夜9時頃でしょうか。
その時間帯であれば、東の方角を見上げると天の川が見えます。
ただ、天の川自体はあまり明るくなく、うっすらとした光の帯にしか見えません。
そのため空が明るい都会だと、天の川は見えないかもしれません。
また、周りが十分に暗かったとしても、暗闇に目が慣れるまでは天の川は見えづらいです。
しばらく夜空を見上げて暗闇に目を慣らしてから再び東の空で天の川を探してみてください。
七夕で天の川はいつ見える?
七夕の日に天の川はいつ見ることができるのでしょうか?
先ほど言ったとおり、夜8時~夜9時頃であれば、東の方角で天の川を見ることができます。
では、それ以外の時間帯ではどうなのでしょうか?
実は七夕の日であれば、空が暗いうちはいつでも天の川を見ることができます。
天の川は最初は東の空に見えますが、そこからだんだんと真上を通って西の方に移動していきます。
真上に来るのは真夜中の1時くらいなので、それまでは東の空、それ以降は西の空に注目してみてください。
(深夜1時に天の川を見ようと夜空を眺めている人なんていないとは思いますが……笑)
ちなみに、七夕の日でなくても天の川は見ることができます。
七夕を過ぎると、だんだんと天の川が東の空から出てくる時間が早くなってきます。
同じ夜9時頃だとしても、だんだんと東の空から真上の方向に見える場所が移動してくるということですね。
7月末になると梅雨も明けて、より星空が見やすくなりますが、その頃になると七夕の日よりももっと高い位置に天の川が見えるようになります(同じ夜9時の場合)。
七夕で天の川のほかに織姫と彦星の見つけ方は?
七夕の物語は天の川を見つけて終わり、ではありませんよね。
主人公の2人である織姫と彦星もちゃんと見つけてあげたいところです。
では、織姫と彦星はどこにいるのでしょうか?
そもそも織姫と彦星というのは通称であり、織姫の正式名称はこと座のベガ、彦星の正式名称はわし座のアルタイルといいます。
織姫と彦星を見つけたければ、七夕の夜9時頃ならこちらも天の川と同様に東の空を見上げましょう。
まず、東の夜空で一番明るい星を探します。
それが織姫(ベガ)です。
織姫を見つけたら、次にそこから右下に目を動かして次に明るい星を探しましょう。
見つかりましたか?
見つかったなら、それが彦星(アルタイル)です。
織姫と彦星の2つの星が見つかったのなら、その間を横切るもやもやとした薄い光の帯が見えませんか?
それが天の川です。
都会だと天の川は見えないかもしれませんが、織姫と彦星なら見える可能性が高いですので、是非探してみてくださいね。
まとめ
七夕の織姫と彦星の物語。
物語のストーリーだけを追うのもいいですが、夜空を見上げて本物の織姫と彦星や、その2人を引き裂く天の川を眺めるのもいいものです。
今年の七夕は星を眺めるちょっとロマンチックな夜にしてみてくださいね☆
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