就活シーズンになると、エントリーシートに書く内容が悩ましいですよね。
特に、「学生時代に頑張ったこと」という欄は非常に難しいです。
「自分が学生時代に頑張ったことって何だろう?」「研究室にいてばっかりで、何かを頑張った記憶もないな……」
そう思っているあなたのために、学生時代に頑張ったことを書くコツについて紹介していきたいと思います。
学生時代に頑張ったことがない人はどうすればいい?
「学生時代に頑張ったこと 例文」なんてキーワードで検索すると、すごい例文ばかりが目に付きます。
「ラグビー部の主将を務め、部を全国ベスト○に導いた」
「バイトリーダーで店の売上を10%アップさせた」
「海外ボランティアで○ヶ月○○に行っていた」
……などなど。
世の就活生はこんな超人ばかりなのか?と思ってしまいますよね。
自分にはこんなすごい経歴なんてないから、学生時代に頑張ったことに何を書けばいいのか分からない……となってしまう気持ちはよくわかります。
私も就活を始めたころはそうでした。
ですが、こういったすごい経歴を持つ人は、就活生全体の一握りです。
その他多くの就活生は凡人ですし、エントリーシートに書いてある内容も普通の内容ですので安心してくださいね。
学生時代に頑張ったことは研究でもいい?
多くの理系の学生だと、研究室に配属されてからは研究ばかりで、それ以外に割く時間があまりないということはよくあります。
であれば、あなたが学生時代に頑張ったことは研究です、と胸を張って言えばいいのです。
実際に、学生時代に頑張ったこととして研究を挙げる学生はそれなりに多いです。
私も就活のときは、最終的には頑張ったことは研究を挙げました。
特に、少し前のコミュニケーション能力ばかりを重視する就活スタイルと比較すると、最近は学生の成績表を見たりするなど、学業や研究に真面目に取り組んできた人を評価する風潮になってきています。
ですので、安心して研究をテーマに書いてみてくださいね。
学生時代頑張ったことに嘘をついてもいい?
「学生時代に頑張ったこと」だけでなく、エントリーシートや面接全般に言えることですが、完全な嘘をつくことはやめたほうがいいです。
というのも、面接というのは基本的に最初の回答に対して「なぜ?」「なぜ?」と深堀りをしていきます。
すると、最初についた嘘を深堀りされたときに、その先の動機や背景についてもさらに嘘を重ねなければならなくなるためです。
そうすると、どこかで矛盾が生じることになります。
嘘がバレると印象が悪くなりますので、まったくの嘘はつかないようにしましょう。
ただ、ここで注意して欲しいのは、ついてはいけない嘘というのは「0を1にする嘘」ということです。
逆に言うと、「1を10にする嘘」はついても構いません。
いわゆる、「話を盛る」ってやつです。
例えば、実際には取ってもないのに「学会で優秀賞を取るほど評価されました」というのは悪い嘘です。
学会の優秀賞を誰が取ったかくらいは、少し調べればバレます。
でも例えば、「学会でたくさんの研究者と積極的にディスカッションして、自分の分野に少しでも爪痕を残せるように努力しました」というのは問題ありません。
学会で発表したら、必ず質疑応答の時間でディスカッションが始まりますよね。
「積極的に」かどうかは怪しいところですが、「0を1にする嘘」ではないので、多少突っ込まれても返答するのはそこまで難しくないでしょう。
自分がこれまでに研究でやってきたことをリストアップしてみて、言い方や言い回しを変えることでかっこいい響きにならないか、いろいろと文章をこねくりまわしてみましょう。
まとめ
「学生時代に頑張ったこと」なんて、大体の大学生はそんなすごいエピソードがあるわけがありません。
そこまで不安になることもないです。
研究くらいしかやってこなかったのであれば、その研究のことを書けばいいのです。
そのとき、エピソードを普通に書くだけだとインパクトがないという場合は、話を盛っていきましょう。
完全なる嘘はよくないですが、話を盛るのは就活生はほぼみんなやっていることですよ。
それでは、就活頑張ってくださいね!