バイトの志望動機って、正直考えるの面倒くさいですよね。
正直に言ってしまえば、ほとんどの人が「家から近いから」「給料がいいから」のどちらかに当てはまってしまうのではないでしょうか。
チェーン店のバイトであれば、正直どこでも変わらないですし、他の店でなくここにした理由は?とか聞かれても、「別に……」としか言いようがないですよね。
そこで今回は、そんなバイトの志望動機をきれいにまとめる方法について紹介したいと思います。
例文もあるので、是非参考にしてみてください。
バイトの志望動機が思いつかないときはどうする?
「バイトの志望動機が思いつかない……」
珍しいバイトや念願のバイトでもない限り、この悩みは誰もが持つものだと思います。
だって、別にそのバイトでなければならない理由なんてないですよね。
大体の人は、「家から近いから……」とか「給料がよかったから……」といった消極的な理由になってしまいます。
こういった理由を正直に書いてしまってはいけないのでしょうか?
ひとつずつ説明していきますね。
バイトの志望動機は近いからじゃダメ?
バイトの志望動機に「家から近いから」と書くのはダメなのでしょうか?
結論から言うと、「家から近いから」という志望理由は、正直印象が悪いです。
というのも、日本人には「本音と建前」ってやつがあります。
雇う側も察してはいるんですよ。
「このバイトでなければできないこと」なんてないってことに。
ですが、それをそのまま言ってしまうのはよくないです。
内心そう思っていても、表には出さずにきれいな志望動機を言う。
こういった本音と建前を使い分けられる人というのは、コミュニケーション能力が優れているということに繋がります。
考えてみてください。
例えばあなたがバイトに入ったとして、同じシフトの同僚とちょっと相性が悪かったとします。
そのときに正直に「あなたのことが嫌いなのでシフトを変えてください」と言ったとしたら、職場の雰囲気が悪くなってしまいますよね。
そうやってすぐ本音をぶつけてしまう人よりは、「授業が入ってしまったのでシフトを変えてください」というように、上手く建前を使える人のほうが求められるのは分かるかと思います。
なので、「家から近い」という志望動機を上手く言い換えて、きれいな志望動機にしてしまいましょう。
例えば、家から近いということは、そのお店の雰囲気が分かりますよね。
「家からも近く、何度か入ったこともあるのですが、そのときに店員さんが元気に応対してくれたことが強く印象に残っていて、ここで働きたいと思いました」
といった感じで、「家から近い」という事実を上手く志望動機に言い換えてみましょう。
バイトの志望動機はお金が欲しいからじゃダメ?
同様にして、バイトの志望動機に「お金が欲しかったから」と書くのもよろしくありません。
この場合の言い換えはどのようにしたらいいのでしょうか?
よくよく考えてみてください。
お金が欲しいのはみんなそうですが、あなたはなぜお金が欲しいのですか?
生活費を稼ぎたいから?
趣味に使えるお金が欲しいから?
……まあそれは人それぞれですが、そう考えると志望動機を作りやすくなります。
例えば、生活費を稼ぎたい場合は、次のような志望動機はどうでしょうか。
「家が貧乏で仕送りも少ないので、普通のバイトで生活費を稼ぐためにはシフトをたくさん入れなければならず、本業の学業に影響が出てしまいます。そのため、時給の高いこの仕事に魅力を感じました。」
おじさんって勉強を頑張る若者が好きです。
それに、「生活に困っているのだったら、突然バイトを無断欠勤することもないだろう」と安心する材料にもなります。
また、趣味に使えるお金が欲しい人はこんな志望動機はどうでしょうか。
「時給の高いこの仕事に打ち込んでお金を貯めることで、ロードバイクで日本一周をするという夢を叶えるための第一歩としたかったからです」
おじさんは夢を語る若者も好きです。
こういう風に言われたら納得してしまう店長って多いです。
こちらも、「夢を叶えるためだから、ちゃんと働いてくれるだろう」という期待から、採用してくれる可能性は高くなります。
このように、「お金が欲しい!」ではなく、もう一歩先の「お金を貯めて○○がしたい!」というところまで掘り下げて志望動機を書くと、ただ「お金が欲しい」とだけ書かれた志望動機よりもずっとずっといい志望動機になりますよ。
まとめ
バイトの志望動機なんて、本音を言ったら「家から近いから」「お金が欲しいから」という志望動機になってしまいます。
ですが、そこは正直に言わずに、上手いこと言い換えて志望動機を作り上げるのが非常に重要です。
まあ、アルバイトの志望動機なんて、よほど変なことを書いていなければ、そこまで重視されることはありません。
ビビりすぎずに、気楽にいきましょう!