「夏は蛍の時期らしい!」と聞きますよね。
……「らしい」というのは、近年本物の蛍を見たことがないという人が増えているためです。
特に、東京生まれ東京育ちだったりすると、人生で蛍を一度も見たことないという人も多いのではないかと思います。
本当に東京近郊でも蛍って見られるものなのでしょうか?
今回は東京の蛍スポットを紹介していきたいと思います。
蛍の時期は東京だといつ?
蛍は夏の風物詩!
……とは言うものの、実際蛍の時期っていつ頃なのかちゃんと分かっていなかったりしますよね。
蛍が見頃の時期って実際いつ頃なのでしょうか?
場所にもよりますが、早いところは6月上旬から7月頭、普通は6月下旬から7月中旬が見ごろです。
特に、ただ蛍を見るだけではなく、ほたる祭りにも参加したいという場合は、お祭りが行われる日をしっかりと調べてから行きましょう。
また、この時期の中でも蛍がよく飛ぶ日の目安としては、気温が高く蒸し暑い湿度の高い夜8時~9時頃がおすすめです。
ホタルは公園で東京でも見られる?
東京の公園に蛍がいるイメージってなかなかありませんよね。
都内で蛍が飛んでいる公園なんてあるのでしょうか?
皆さん意外と知らないのですが、東京のど真ん中にも蛍のいる公園はあるのです。
それは、新宿区の高田馬場にあるおとめ山公園です。
おとめ山公園は、新宿にありながら東京の名湧水57選に選ばれるほど水の綺麗な公園です。
ここの地元の落合蛍を育てる会により、蛍が住めるような環境が整えられているのです。
他にも、港区の白金高輪にある白高児童遊園や、足立区の元渕江公園の中にある足立区生物園でも蛍は見ることができます。
ただし、これらの場所で見られる蛍は、すべて人の手で育てられた蛍になってしまいます。
どうしても野生の蛍が見たい!という人は、次の章から東京で野生の蛍が見られるスポットを紹介していきますのでチェックしてみてください。
蛍は野生で東京でも飛んでる?
野生の蛍を見たいとなると、さすがに23区内では難しいです。
野生の蛍が見たければ、東京の西の方に足を伸ばす必要があります。
野生の蛍で有名なスポットとしては、あきる野市の養沢川があります。
川や自然が綺麗な上に蛍が舞うと本当に綺麗……なのですが、アクセスが非常に悪いのが欠点です。
JR中央線で立川駅まで行った後JR青梅線に乗り換えでさらに西へ。
さらにさらに拝島駅でJR五日市線に乗り換えてまた西へ……と乗り継いだ先の終点「武蔵五日市駅」で下車します。
電車から降りてさらに西に向かってやっとたどり着くのが養沢川なのです。
しかも電車以降の移動手段はバスかタクシーしかありません。
レンタカーすらありません。
レンタカーを借りて移動したければ秋川駅で降りてそこから車に乗りましょう。
他にも、西多摩郡日の出町にある平井川も野生の蛍スポットです。
……が、やはり交通の便は悪いです。
野生の蛍を見るにはやはり山奥に行く必要があるのでしょうか……?
諦めるのはまだ早いです。
東京ではありませんが、神奈川であれば駅近の蛍スポットがあるんです!
それは向ヶ丘遊園の生田緑地です。
蛍のシーズンには、この生田緑地内に「ホタルの国」がオープンし、そこで野生の蛍を見ることができます。
駅からも近くて行きやすいですね!
神奈川とはいえ、上2つの都内の蛍スポットより、こちらの方が23区から見たらずっと近いですしおすすめです。
まとめ
人の手で育てられた蛍でよければ、23区内にも蛍スポットは案外たくさんあります。
ただし、野生の蛍が見たい場合は別です。
都内で野生の蛍を見るのは困難ですが、向ヶ丘遊園に行けば野生の蛍が見られるでしょう。
今年の夏は蛍を楽しんでくださいね!