就活の逆質問を考えるのってなかなか大変ですよね。
特に、最終面接は非常に重要な勝負です。
ここでダメな逆質問をしたせいで面接に落ちてしまった……となってしまうのは避けたいところです。
そこで今回は、最終面接の逆質問についてお話ししていきたいと思います。
最終面接の逆質問は新卒では何聞く?
最終面接の逆質問にふさわしい質問って、いったいどんな質問なのでしょうか?
今あなたが最終面接を目前にしているということは、今までも何度か面接を受けているはずです。
そして、その度に逆質問をする機会があったかと思います。
ただ、これまでの面接は、人事部の人や中堅社員クラスの人が相手だったかと思いますが、最終面接に出てくるのは社長や役員クラスの人になることが多いです。
なので、これまでの逆質問とは少し方向性が変わってくると考えましょう。
社長や役員クラスの人に質問をするのですから、会社の全体観に関わることや経営方針などに踏み込んだ質問をするのがおすすめです。
例えば、私が最終面接でしたことがある逆質問は以下のようなものでした。
「トップから見て、御社の弱点はどこだと思いますか?」
「日本より海外の売上の方が多いですが、これには何か秘密があるのでしょうか?」
「○○業界は今後厳しくなっていくとの声もありますが、その中で生き残るための強みは何だとお考えですか?」
私の場合は、こういった質問を投げていました。
注意点としては、最終面接に逆質問を用意する際、自分でも何らかの仮説を用意しておくことです。
例えば、
「中国市場を上手く取り込めたので、海外比率が大幅に上がっている」
「国内では市場が縮小しているが、全世界で見るとまだまだ伸び代があり、かつ海外進出も積極的に行っている」
などなど。
というのも、質問の内容によっては、「君はどう思うの?」と質問に質問で返される可能性があるからです。
そのときに、間違っていてもいいので、自分なりの論理的な考えを示すことができるのとできないのとでは、印象が大違いです。
「論理的な思考ができる」というのは、どの会社に行っても求められることですので、印象としてはめちゃくちゃ大きいです。
パンフレットやホームページを見て逆質問を考えるのと同時に、是非自分なりの仮説もセットで考えてみましょう。
最終面接の逆質問はいくつ準備すればいい?
最終面接の逆質問はどれくらいの数用意しておけばいいのでしょうか?
理想としては、多ければ多いほどよいです。
というのも、面接を実際に受けている最中に、会話の流れでその逆質問の内容が出てきて、疑問が解決してしまう可能性があるからです。
そんな中で、さっき会話に出てきたのと同じ内容の質問を逆質問タイムで投げたとしたら、「この人はついさっきの話も覚えていないなんて、うちに興味がないのだろうな」と思われてしまいます。
特に最終面接は時間が長いですから、質問したい項目が次々と潰されてしまう可能性がないとはいえません。
ですが、そんなにいくつも逆質問を考えるのは難しいですし、それにたくさん考えたとしても、それを全部記憶しておくのは難しいですよね。
そこで現実的な案としては、逆質問を3個~5個くらい用意しておいて、さらに質問の優先順位もつけておくことです。
そして、会話の中で解決しなかった質問を、優先順位の上から順に2つくらい投げるのが理想的でしょう。
最終面接の逆質問でNGな例を紹介
最後に、最終面接の逆質問でNGな例を紹介したいと思います。
まず、ホームページに書いてあることを逆質問で聞くのはNGです。
これは最終面接に限らず、どのタイミングの逆質問でもNGですが、そんな甘い質問をすると、「この人はホームページを見ればすぐに分かることを質問しているな。その確認すらしないということは、うちに興味がないのだろう」と思われてしまいます。
なので、絶対に避けましょう。
また、待遇に関する逆質問もNGとされています。
これは企業にもよりますし、私個人としては意味不明な慣習なのですが、日本企業って「待遇の話をする人=給料や休みにしか興味がない人」という悪い印象に繋がってしまいます。
特に、社長などの偉い人って、仕事が好きで好きでたまらない人が多いです。
「楽しくてやりがいがあるから仕事をやっているのであって、待遇は二の次」という人が多いので、待遇を聞くこと自体がマイナスの印象になってしまうのです。
なので、聞きたい気持ちは分かりますが、ここはぐっとこらえて、もうちょっときれいな質問を考えましょう。
また、当たり障りのない質問も、「本当にうちに興味があるの?」「それって最終面接のこの場で聞く質問?」と思われてしまうので、こちらも避けたほうがいいでしょう。
あと、一次面接の逆質問ではよくても、最終面接の逆質問としてはふさわしくない質問というものもあります。
例えば、「入社してからの1日の流れを教えてください」という質問は定番と言われていますが、社長にそんな質問しても意味がないことは分かりますよね。
社長の1日と新入社員の1日はまったく違います。
もっと最終面接でしか聞けないような質問を考えてみましょう。
まとめ
最終面接の逆質問は、これまでの面接の最後の最後の印象を決める、重要な時間です。
ここで印象を悪くしないように、しっかりと準備しておきましょう。
最終面接は偉い人が面接官になることが多いので、その人にしか聞けないような質問を考えておくと最高ですね。
それでは、最終面接頑張ってくださいね!