9月には敬老の日がありますね。
敬老の日にお花を贈りたい!という人は多いですが、母の日などと違って、敬老の日といえばこの花!というような決まったお花ってなかなか思いつかないですよね。
そこで今回は、そんな敬老の日のお花についてお話ししていきたいと思います。
敬老の日の花の定番は何?
敬老の日のお花の定番って何なのでしょうか?
母の日であればカーネーション、父の日であればバラやひまわりといった、いわゆる定番の花というものがありますが、敬老の日の花の定番って聞いたことがない人も多いのではないかと思います。
でも知名度がないだけで、実は敬老の日のお花にも定番と呼ばれるものは一応あるんですよ。
その敬老の日の定番の花とは、ズバリ「リンドウ」です。
あまり聞きなれない方もいるかもしれませんが、リンドウは白紫色の花です。
そしてリンドウの根は、昔から「竜胆」という漢方薬として使われてきたという歴史があります。
漢方薬というと、どちらかというと若者よりお年寄りのほうがなじみが深いですよね。
そんなわけで、ご老人になじみの深いリンドウが、敬老の日の象徴として捉えられるひとつの理由になったわけです。
リンドウが敬老の日のお花として選ばれる理由は他にもあります。
先ほど、リンドウは白紫色の花であるというお話をしましたよね。
「白」という色を使った単語で、「白寿」という言葉があります。
白寿というのは99歳を表しているため、長生きしてほしいという意味をこめて、リンドウを贈る文化ができました。
また白に意味があるのと同時に、紫という色にもちゃんと意味があるのです。
それは、紫は高貴で位の高い人を表す色だからです。
あなたは聖徳太子の「冠位十二階の制度」というものを覚えているでしょうか?
昔日本史で出てきたのですが、覚えていない人も多いと思いますので簡単に説明すると、高貴な人から順に、冠の色が紫>青>赤>黄>白>黒とされていました。
そんなわけで、リンドウの紫色にもちゃんと意味があるわけです。
9月の季節の花はどんなものがある?
敬老の日の定番のお花がリンドウであるということは分かっていただけたかと思います。
次は、そのほかのお花についても紹介しますね。
例えば、9月の季節の花を贈るというのもいいものです。
9月に旬を迎えるお花としては、キンモクセイやアイビー、キクやシオンなどが挙げられます。
ちなみに、実は先ほど紹介したリンドウも9月のお花なんですよ。
迷ったらリンドウをおすすめしますが、こういったほかの9月のお花の中に好きなお花があったら、そのお花を贈るのもいいプレゼントになりますね。
敬老の日の花の花言葉でおすすめは?
ここまでいろいろなお花を紹介してきましたが、見た目や好みの問題だけでなく、その花の花言葉もちょっと気になるところですよね。
次は、そんなお花の花言葉についても見ていきましょう。
まずはリンドウの花言葉から。
リンドウの花言葉は、「正義」「誠実」といった意味があります。
なかなかまっすぐでいい花言葉ですよね。
花言葉から見ても、リンドウはなかなか素晴らしいお花ですね。
キンモクセイの花言葉は、「気高い人」「謙虚」といった意味です。
こちらもなかなか素晴らしいですね。
先ほどリンドウの紫色が高貴なことを表すということをお話ししましたが、キンモクセイは花言葉で高貴さを意味しているので、こちらもなかなかにいいお花と言えるでしょう。
アイビーの花言葉は、「永遠の愛」「不滅」「結婚」「誠実」といった意味です。
花言葉だけで見るなら、この花言葉が最も素晴らしいのではないでしょうか。
敬老の日に祖父母に贈るということを考えると、「永遠の愛」「不滅」なんてなかなかに素敵ですよね。
花言葉重視で考えるなら、アイビーはオススメです。
次にキクの花言葉ですが、「高貴」「高潔」「高尚」です。
こちらは花言葉だけを見ればいいものですが、キクはお葬式などでもよく使われるお花なので、縁起が悪いと感じてしまう人もいるかもしれません。
その点が気になるのでしたら、キクは避けたほうがいいかもしれませんね。
最後にシオンです。
シオンはリンドウと同じような色合いなので、敬老の日にも合うかな?と思ったのですが、花言葉は「追憶」「君を忘れない」といった意味合いになっています。
祖父母のどちらかが死別してしまったりしている場合はいい意味ですが、まだ両方ともご存命であれば、ちょっと縁起でもないですよね。
そのため、祖父母が両方とも存命の場合は、あまりオススメできません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
いろいろと敬老の日に合うお花はありますが、迷ったらリンドウが一番です。
もしほかに挙げたお花の中で「これは!」というものがあったら、そちらも敬老の日のイメージには合うと思いますので、是非ぴったりなお花を選んであげてくださいね!