秋が近づくとお月見シーズンになってきますね。
特に、中秋の名月と呼ばれる、十五夜のお月見はその中でも一番の大イベントでしょう。
ところで、十五夜のお月見にはお団子がつきものですが、今までお団子を飾ったことがない人がいざお団子を飾ろうとすると、さて、お団子はいくつ、どうやって並べるのだろう……?と疑問に思ってしまいますよね。
そこで今回は、そんなお月見のお団子の数や並べ方についてお話ししていきたいと思います。
お月見団子の数は?
お月見団子をイメージすると、たくさんのお団子が台に載っているイメージがありますよね。
ただ、その「たくさんのお団子」というのがいったい何個なのかというのは、実際に飾ったことがある人でないとなかなか分からないでしょう。
では、お月見団子の数の正解はいくつなのでしょうか?
実はこれには2つの説があって、答えも2つあるのです。
なので、そのうちのどちらかの数を飾ってみましょう。
1つ目の説は、「十五夜」だから15個飾るという説です。
これは非常にシンプルで分かりやすいですね。
もう1つの説は、1年にある満月の回数だけお団子を飾るという説です。
この説によると、普通の年では1ヶ月に1回=1年で12回の満月があるので12個飾ることになります。
また、うるう年の場合は満月の回数が普通の年よりも1回多いので、その場合は13個飾ることになります。
というわけでまとめると、
・うるう年の場合は15個か13個
ということになります。
お月見団子の並べ方は?
では、それぞれの場合に、お団子はどうやって並べるのでしょうか?
それぞれの場合での並べ方を見てみましょう。
15個の場合
お団子の数が15個の場合は、合計3段のピラミッドになります。
一番下の段に9個(3×3)、真ん中の段に4個(2×2)、一番上の段に2個のお団子を置きます。
13個の場合
お団子の数が13個の場合は、合計2段になります。
一番下の段に9個(3×3)、真ん中の段に4個(2×2)並べれば完成です。
12個の場合
お団子の数が12個の場合も、合計2段になります。
一番下の段に9個(3×3)、真ん中の段に3個並べます。
このように、お団子の個数がいくつの場合でも簡単ですので、是非きれいに並べてみてくださいね。
お月見団子を載せる台の作り方は?
ここまででお団子の数や並べ方について説明してきました。
が、お団子を載せる台はどうすればいいのかも疑問ですよね。
一般的にイメージされるのは木の台ですが、普通の家にあんな台なんて置いてないですよね。
そこで、お月見団子を載せる台の作り方についても解説します!
「作り方」というと大げさですが、実は普通のお盆やお皿でいいのです。
お盆や大きめのお皿を用意して、そこに白い紙を敷き、その上に先ほど説明した並べ方でお団子を並べます。
このときに使う紙は、奉書紙や半紙などの和紙の方が雰囲気が出ますが、なければ天ぷら敷紙や、なんならキッチンペーパーでも構いません。
こういった紙の四隅が少しお盆やお皿からはみ出すように敷き、その上にお団子を並べます。
こんなイメージですね(画像はお団子の量がとても多いですが……笑)。
これで完成です。
どうですか?簡単そうですよね?
ただ紙を敷くだけですが、そのひと手間だけで、ちょっとお月見っぽい雰囲気が出てきますので、試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか。
お月見団子を飾るときの疑問は解決できたでしょうか?
まとめると、
・15個の場合は下から9個→4個→2個
・13個の場合は下から9個→4個
・12個の場合は下から9個→3個
・お団子を載せる台はお盆やお皿に白い紙を敷いて作る
今年のお月見は、お月見団子をきれいに飾って風流に過ごしてみてくださいね!