冠婚葬祭のマナーって難しいですよね。
間違えてはいけないのに誰も教えてくれないし、経験から学べるほど頻繁にあるわけでもありません。
その中でも、初盆のマナーは難しい上に外すことが許されない場だと思います。
例えば義実家の初盆は絶対に失敗できないですよね。
そこで今回は、そんな初盆の服装や持ち物、香典などのマナーについて解説していきたいと思います。
初盆の服装は女性だと?
初盆の服装は難しい問題です。
例えばお葬式であれば、喪服を着ればいいというのが分かります。
しかし、義実家の初盆に呼ばれたとき、「平服でよい」と言われたりしませんでしたか?
「平服」と言われてもなかなかピンとこないものですよね。
平服とは言っても、さすがにカジュアルすぎる服装はダメなんだろうと推測できますが、じゃあ何を着ればいいのかと聞かれると上手く答えられない人がほとんどだと思います。
まずは、そんな初盆の服装についてお話ししていきますね。
一番外さない確実な方法は、お義母様に相談してみることです。
これが一番手っ取り早い上に確実です。
が、とりあえずここでは一般的な話をしておきます。
まず、お察しの通り平服というのはカジュアルな普段着という意味ではありません。
あくまでも、「喪服ほどフォーマルな服装ではないけど、ある程度初盆の場にふさわしい服」という意味です。
つまり、黒、あるいは黒でなくても暗い色で、かつ無地の服装(ワンピース等)が好ましいです。
また、素足を見せるのはカジュアルな印象を受けますので、ストッキングを履くのも忘れないようにしましょう。
繰り返しになりますが、これは一般論です。
この一般常識を踏まえた上で、お義母様に確認を取るのが確実ですので、面倒くさがらずに聞いておきましょう。
当日になって恥をかくよりもずっといいですからね……。
初盆の持ち物は何が必要?
服装の次は、初盆の持ち物について説明したいと思います。
まずは数珠です。
数珠を忘れるということはないとは思いますが、一応書いておきますね。
これを忘れると、何をしにきたのか分かりません。
また、香典も持って行きましょう。
これも忘れにくいところだとは思いますが……。
では次。
ここからは法事に必要というよりは、その他あると便利な持ち物類を紹介します。
初盆は当然と言えば当然ですが、夏真っ盛りですよね。
8月のど真ん中ですからね。
つまり、暑さ対策も万全に整えておいたほうがいいということです。
夏の暑さにやられないように、扇子やハンドタオルの準備もしておきましょう。
初盆のマナーで香典はいくら包む?
さて、最後は香典の問題です。
初盆の香典にはいくら包むのが正解なのでしょうか?
こちらは、服装よりもさらに地域差や親族差がある、非常に難しい問題です。
これも、旦那様やお義母様に聞くのが一番確実です。
お義母様に香典の額を聞く際には、御仏前として1人当たり1万円、夫婦合わせてなら2万円をベースとして考えて、それでよいかどうかお伺いを立てるのが無難でしょう。
「香典の額は地域差が大きい」というのは誰もが口を揃えて言う話です。
が、地域差よりも怖いのは「親族ルール」です。
香典の額が地域だけで決まるのであれば、インターネットで調べればそれらしい話が見つかるかもしれません。
しかし、それだけでは安心できないのが香典の怖いところ。
義実家や親族で慣習があるのであれば、それは地域ルールよりも優先されますからね。
インターネットだけでその親族ルールの答えを見つけることはできません。
素直に直接聞いておくのが正解です。
まとめ
初盆に参列するのは人生で何回もあるわけではありません。
ですが、どれひとつとして失敗は許されません。
一般常識はインターネットで調べられますが、分かりにくい上に面倒くさい「地域ルール」「親族ルール」は、とにかく直接聞くことです。
あなたが義実家の初盆を上手く乗り切れるよう、お祈りしています。