修学旅行といえば小学校最後の大きな思い出。子供には楽しい思い出をたくさん作ってもらいたいですよね。
一方で修学旅行で気になるのは乗り物酔い。せっかくの楽しい修学旅行なのに乗り物酔いしてしまったらかわいそうですよね。
今回はそんな乗り物酔いの対策について書いていきたいと思います。
私自身、小さい頃は乗り物酔いがひどかったので、体験談からも詳しく書いていきます。
子供の乗り物酔い対策。どんなものがある?
乗り物酔い対策としては、いろいろな方法が知られています。
よく知られている乗り物酔い対策としては、乗り物酔いに効くツボというものがあります。
手首にある内関(ないかん)・外関(がいかん)というツボ、耳の裏にある翳風(えいふう)というツボは、乗り物酔いに効くツボの中でも押しやすいところにあるので子供に教えておいたほうがよいでしょう。個人的には翳風が一番効いているように感じた記憶があります(個人差はあります)。
(参考:https://www.ssp.co.jp/aneron/measures/tsubo.html)
また、乗り物酔いをすると体が熱くなります。私の場合は乗り物酔いをすると首の後ろ側が非常に熱く感じたものです。
窓を開けて涼しい風を取り入れたり、アイスノンや冷えピタシートのような冷たいものを保冷バッグに入れて持たせておくのも効果的でしょう。
そして、これは私も知らなかったのですが、どうやらガムやスルメなどを噛んでいると、それが乗り物酔いの原因となる内耳神経の伝達を遮断することで乗り物酔いを予防できるそうです。
ここまでは乗り物の中で行う対策でしたが、乗り物に乗る前にできる対策もあります。
最もシンプルなのは乗り物酔い用の薬です。
子供が薬を飲むのを嫌がりさえしなければ、化学的に乗り物酔いを予防してくれるため、最も効果が期待できます。
他にも、睡眠不足にならないように前日は早めに寝かせる、空腹や満腹状態で乗り物に乗り込むことがないように朝食の量をコントロールするなど、体調を整えるというのも重要なポイントです。
乗り物酔いはバスが特にひどい?体験談を元に解説
修学旅行ではいろいろな移動手段を使うと思います。
しかし、その中で最も注意の必要があるのはバスだと思っています。
乗り物酔いをする子供でも、電車や新幹線だと案外乗り物酔いしないものです。
電車や新幹線は急カーブすることはありませんし、上下に大きく揺れることもありません。
一方でバスは縦にも横にも大きく動きます。これが乗り物酔いがひどくなる原因の1つです。
しかし私の場合、同じように揺れる自動車と比べても、バスのほうが圧倒的に酔いやすく感じていました。
それはなぜかというと、家族で自動車移動しているときは、気持ち悪くなっても窓を気軽に開けることができます。
しかし、バスだと窓が硬くて小学生の力では開けられなかったりします。
先ほども言ったように、車酔いすると体が熱くなりますので、涼しい風を取り入れられないと乗り物酔いはひどくなる一方です。
これもバスが乗り物酔いしやすい理由の1つと言えます。
もしバス移動があるのであれば、先生に窓を開けてもらえるように事前に一言言っておいたほうがいいかもしれません。
子供が薬を嫌がる場合はどうしたらよい?
先ほど、薬が最もシンプルな予防方法と言いましたが、子供が薬を嫌がって飲まないということもあるかと思います。
私も子供のころは、錠剤は飲み込むのが苦手、粉末は苦味が強いので苦手……と、薬から逃げ続けていました。
しかし、そんな私でも、トローチタイプのなめる酔い止め薬は比較的抵抗なく使うことができました。
最近では、ドリンクタイプの酔い止め薬もあるそうです。これも味次第では非常に飲みやすく、薬嫌いの子供でも飲んでくれるかもしれません。
薬が一番効果の高い予防方法ですから、なんとかして飲みやすい酔い止め薬を見つけてあげることが重要です。
まとめ
乗り物に乗る前に体調を整えて薬を飲むこと。
乗ってからもツボや体を冷やすことを教えておくこと。
せっかく一度しかない修学旅行ですから、対策は十分に行って、楽しい思い出を作ってもらいましょう。
ただし、これらの対策も100%ではありません。万が一に備えて、一応袋は持たせておきましょう。