11月には七五三がありますね。
ちょうど保育園の園児には3歳の子も5歳の子もいますので、是非七五三を祝ってあげたいですよね。
ですが、この七五三という行事って、保育園のイベントにするにはちょっと難しいですよね?
やっぱり神社が関わる行事だと、ちょっと神聖な感じがして、お祭り!とか出し物!って雰囲気とはちょっと違うかな?と感じてしまいます。
そこで今回は、そんな七五三のときにできることを紹介していきたいと思います。
七五三の保育園の出し物は?
先ほども言ったように、七五三は他のイベントと違って、盛り上がるとはちょっと違うイベントって感じがします。
ですが、そんな雰囲気でもできる出し物はちゃんとあります。
まあ、出し物というとちょっと違うかもしれませんが、例えば、七五三の由来を絵本や紙芝居、ペープサートなどでお話するというのはどうでしょうか?
七五三って、分かっているようでよく分からない行事ですよね?
大人でもそうなのですから、子供たちはもっと分からないと思います。
ですので、ちゃんとどういう行事なのかを説明しておくのは大切ですよ。
七五三の保育園の製作は?
七五三のイベントは、出し物というよりもむしろ製作の方がメインでしょう。
七五三には、ちとせ飴が付き物ですよね。
なので、七五三の製作では、ちとせ飴袋を作るのが一般的です。
ちなみに、ちとせ飴を漢字で書くと千歳飴。
すなわち、文字通り1000歳まで長生きできるように……という願いが込められた飴です。
また、ちとせ飴が細長い形をしているのも、細く長く生きられるようにという思いが込められています。
そんなちとせ飴の袋ですが、作り方を簡単に説明した動画がありましたので載せておきますね。
この動画を参考にして、子供たちみんなでちとせ飴の袋を製作するのがおすすめですよ!
七五三を保育園で説明するならどうする?
ここで、ちゃんとした七五三の由来を説明したいと思います。
昔は衛生状態が悪く、3歳や5歳まで生きられない子供も多かったです。
なので、3歳、5歳まで無事に成長したことに感謝して、神社で厄払いをしてもらったというのがそもそもの由来です。
昔は3歳になるまでは、男女とも病気の予防のために髪を剃っていました。
3歳を無事に迎えられると、そこでようやく髪を伸ばすことが許されたのです。
これが七五三の3歳のお祝いであるところの「髪置の儀」。
そして男の子が5歳になると、服が子供用の着物から少年の袴に代わります。
これが七五三の5歳のお祝いであるところの「袴儀」。
そして女の子は、7歳になると紐で着物を着ていたところが、大人と同じ帯に代わります。
これが七五三の7歳のお祝いであるところの「帯解」。
このようにして、昔は3歳と5歳と7歳の区切り目をお祝いしていたのですね。
もちろん、この内容をそのまま子供に説明するのは難しすぎますので、「3歳/5歳/7歳まで健康に成長したことをお祝いする行事なんだよ」と説明してあげるのがよいでしょう。
まとめ
七五三は、これといって人気の出し物があるわけではありません。
ですが、七五三という昔からの日本の文化を知ってもらうということ自体はとても大切なことです。
絵本や紙芝居などを使って、「七五三って何のためにやるんだろう?」という素朴な疑問に答えてあげてくださいね。
また、製作で子供たちと一緒にちとせ飴袋を作るのはGoodです。
是非、子供たちが七五三を楽しく過ごせるようにしてあげてくださいね!