7月7日は七夕です。
七夕飾りを飾り付け、七夕ムードが出てきたところですが、この七夕飾りをいつ片付ければいいのかって知っていますか?
それに、七夕が終わった後の処分の方法も気になりますよね。
今回は、そんな七夕飾りの後片付けについて説明したいと思います。
七夕飾りはいつまで飾る?
七夕が近づいてくると、子どもたちが楽しそうに短冊に願い事を書いていきますよね。
「〇〇になれますように」「〇〇ができますように」……そういったお願い事を見ると微笑ましくなりますよね。
しかし、せっかく飾った七夕飾りですが、七夕が終われば片付けなければいけません。
では、七夕飾りはいつ片付ければいいのでしょうか?
実は、伝統的には七夕飾りを片付けるのは七日の夜なのです。
当日のうちに片付けるなんて早い!と思ったかもしれませんが、伝統的にはこういうものなのだそうです。
これは昔、笹を川に流す「七夕送り」という風習が七夕当日の夜に行われ、当日中に流さないと願い事が叶わないと言われていたためです。
ただ現代では、当日のうちに片付けなかったといって悪いことがあるわけではないので、どうしても片付けられないようであれば別に後日でも構いません。
七夕飾りの処分の方法はどうする?
では、七日の夜に片付けた七夕飾りの処分はどのようにするのが正解なのでしょうか?
もともとは、この七夕飾りは海や川へ流して神様に持ち去ってもらうという風習でした。先ほども触れた「七夕送り」という風習ですね。
しかし現代では、笹を流すことで環境汚染の問題があるため、この七夕送りを今でも実施しているところはほとんどありません。
一方で、それとは別の処分方法として、笹を燃やすという方法もあります。
そもそも七夕飾りを笹に飾る理由は、笹が天に向かって成長することから、願いが天に届くとされたためです。
そのため、笹を燃やすことで煙を天に昇らせ、願いを天に届ける。そういう思いで笹を燃やして処分するのです。
しかしこちらの方法も現代では難しいでしょう。
田舎ならともかく、都会では屋外で火を使うことに対して非常に厳しいです。花火すら禁止されていたりしますからね^^;;
そのため、公園や河原で焚き火をして笹を燃やす……ということも困難でしょう。
ただ、神社によってはお焚き上げをしてくれる神社もありますので、ご近所の神社に問い合わせてみるのはひとつの手でしょう。
それでも、すべての神社が対応してくれるわけではありませんのでご注意ください。
七夕飾りをゴミに出しちゃっていいの?
川に流すのもダメ、燃やすのもダメ、神社もダメ……そうなってしまったら、いよいよゴミとして捨てるしか候補がなくなってしまいますよね。
実際のところは、ほとんどの人が一般ゴミとして笹を捨てています。
しかし、七夕飾りを普通のゴミとして捨てるのは抵抗がある……そんな人もいるのではないでしょうか。
もしそう思うのだとしたら、先ほど言ったことを思い出してください。
笹を燃やすことで煙を天に昇らせ、願いを天に届ける。
そういう思いで笹を燃やして処分するのです。
燃えるゴミとして処分される笹は、ゴミ焼却場で燃やされて煙となります。
その煙は天に昇って、願いを天に届けてくれるでしょう。
そう思うと、少しは気分が楽になりませんか?
いつまでも笹を取っておくこともできませんし、思い切って燃えるゴミとして出してしまいましょう。
まとめ
七夕飾りは7日の夜にはもう片付けてしまいます。
本来はこの七夕飾りは川に流したり、お焚き上げを行ったりするものですが、現代ではどちらも難しいです。
どちらもできない場合は、少し忍びないと思うかもしれませんが、燃えるゴミとして処分をしてしまいましょう。