6月には父の日があります。
母の日と言えば定番の花はカーネーションですが、父の日の定番の花って何なのでしょうか?
そもそも父の日の花の定番って存在するのでしょうか?
今回はそんな父の日の花について解説したいと思います。
父の日の花と言えば何?
母の日の花と言えばカーネーションですが、父の日の花は何なのでしょうか?
花屋さんやインターネットサイトで調べてみても、母の日のようにカーネーションで統一されているなんてこともなく、いろいろな花が紹介されています。
一見したところ、多いのはひまわりのようですが、ひまわりが父の日の花なのでしょうか?
私も以前は父の日の花はひまわりだと思い込んでいたのですが、実は本来の父の日の花はひまわりではありません。
実は、父の日の花として由緒正しいのはバラなのです。
「父の日にバラなんて聞いたことがない」「バラは女性へのプレゼントのイメージがあった」……なんて思う方もいるかもしれませんが、これは事実です。
では、なぜ父の日の花はバラなのでしょうか?
ここからは、その由来を解説していきます。
父の日の花の由来って何?
なぜ父の日の花はバラなのでしょうか?
その由来を知るためには、父の日の始まりについて知る必要があります。
1909年、アメリカのソノラ・スマート・ドッドという女性が、男手1つで育ててくれた父に感謝するために、父の誕生月である6月に礼拝を行いました。
これが父の日の始まりです。
このとき、彼女は父の墓前に白いバラを供えました。
これがきっかけで、父の日の花としてバラが知られるようになりました。
それから1年後、1910年には、「亡くなった父には白いバラを、そして存命の父には赤いバラを」という風習ができあがったのです。
それでは、なぜ今では父の日の花としてひまわりの知名度が上がっているのでしょうか?
これにはまた別の理由があります。
1981年、日本ファーザーズデイ委員会が設立されました。
この委員会は「イエローリボンキャンペーン」というキャンペーンを行っており、父への感謝の気持ちを黄色いリボンに託して贈り物をするという文化を広める活動を行ってきました。
なぜ黄色いリボンなのかというと、黄色には「愛する人の無事を願うもの」という意味や、嬉しさ、楽しさ、温かさ、幸せ……などの意味が込められているからです。
この活動が広まっていくうちに、父の日のイメージカラーは黄色という印象が広まり、その結果、黄色い花から連想されるひまわりが父の日の花として有名になったのです。
また、やはりバラは男性から女性へのプレゼントとして認識している人が多い中、ひまわりであれば男性へのプレゼントとしても不自然ではないという、イメージ的な理由もあったと考えられます。
父の日の花の定番は?
このような理由から、由緒正しい父の日の花をプレゼントするのであれば赤いバラを、最近の父の日のイメージカラーに合わせるのであればひまわりが父の日に贈る花としてはふさわしいでしょう。
また、由緒正しいバラという要素もイメージカラーの黄色という要素も取り入れたい!という場合は、黄色いバラを贈るというのもひとつの手です。
父の日に定番の花をプレゼントしたいというのであれば、これらの花を検討してみてはいかがでしょうか?
また、父の日に花をプレゼントするのであれば、メッセージカードを添えるのも効果的です。
花束や花かごにメッセージカードを添えるのは定番中の定番ですよね。
父の日に花をプレゼントするのであれば、是非やってみてください。
まとめ
父の日の花には、赤いバラや黄色いバラ、そしてひまわりがあります。
それぞれの花に込められた意味や由来を思い浮かべながら、お父さんにぴったりの花を見つけてくださいね。