東京にはいろいろな大学があり、いろいろな学園祭があります。
在校生の多い都心の大学の文化祭は、それはそれで面白いのですが、都心から外れた大学でも、非常に面白い文化祭を行っているところがあります。
その一例として有名なのが、武蔵野美術大学の「芸術祭」です。
私もいろいろな大学の文化祭を見てきましたが、やはり美術大学だけあって、学園祭の雰囲気作りが頭ひとつ飛びぬけていると感じました。
今回は、そんな武蔵野美術大学の芸術祭について紹介していきたいと思います。
武蔵野美術大学学園祭ってどんな感じ?
武蔵野美術大学の正門に向かうと、いきなり芸術がお出迎えします。
これは2018年の門ですが、毎年のテーマによって、毎回違う入り口が作られています。
この時点で、他の大学の文化祭とはだいぶクオリティが違いますね……!
武蔵野美術大学の芸術祭は、大きく分けて3つの楽しみ方があります。
1つ目は、屋内展示です。
屋内展示では、学生の制作した展示物がたくさん並べられています。
絵画はもちろん、造形や建築など、立体物の展示も非常に興味深かったです。
個人的には、金属の造形物を展示しているスペースがお気に入りでした。
完成したものがきれいというのもそうですが、これを作るのにどれだけの苦労があったのだろう……と思いを馳せるのも面白かったです。
展示を見ていると一瞬忘れてしまいそうになりますが、これって普通に学生さんの作品なんですよね……。
普通に美術館にいるような錯覚を受けること間違いなしです!
2つ目は屋外イベントです。
芸術祭では、1日を通して屋外イベントを行っています。
定番の音楽ライブやダンスはもちろん、美術大学らしいパレードの練り歩きや、ライブペイントなども行っています。
ライブペイントは本当に見ごたえがありますよ!
半日くらいかけて絵を完成させるそうなので、まずは入場時に一度見て、途中でまた見に来て、帰る時に最後に見て帰ると、だんだんと絵が完成していく姿が見られるので面白いでしょう。
ちなみに、イベントの中には一部過激なものもあります。
何が過激かって……?
それは「男と女の愛の結合」というタイトルから推測してみましょう……(笑)
3つ目は、屋台巡りです。
普通の大学の文化祭でも屋台はたくさんあります。
ですが、どれもこれも、フランクフルトやらかき氷やらやきそばやら……。
変わり映えのしないテンプレの店がいくつも連なっているだけですよね。
ところがこの芸術祭では、インド料理や韓国料理、琉球料理に焼き小龍包などなど……。
その辺の文化祭とは比べ物にならないくらいのハイクオリティな屋台が結構あるのです。
なので、展示やイベントを回って小腹が空いたら屋台で食べ歩きして……という流れがおすすめです。
武蔵野美術大学へのアクセスは?
武蔵野美術大学の最寄り駅は、西武国分寺線の鷹の台駅です。
ここから徒歩20分くらいで一応たどり着けます。
ですが、徒歩20分はさすがに長いですよね。
この距離だとタクシーを使いたくなってしまいます。
武蔵野美術大学へはバスが出てる?
なので、現実的にはバスを使ったほうがよいでしょう。
ですが、鷹の台駅からはバスが通っていません。
バスで向かいたい場合は、JR中央線の立川駅か国分寺駅からバスに乗りましょう。
国分寺駅からの場合は、北口から出て徒歩3分のところにある「国分寺駅北入口」から「武蔵野美術大学」行きか「小平営業所」行きに乗車して20分揺られれば到着します。
が、国分寺駅のバス停は、国分寺駅直結でないので、初めて行く人にはあまりおすすめできません。
どちらかというと、立川駅からバスに乗ることをおすすめします。
立川駅からの場合は、北口に降りて「立川駅北口」5番乗り場から「武蔵野美術大学」行きに乗れば、25分くらいで到着します。
ちなみに、芸術祭当日昼頃のバス停の混雑具合はこんな感じでした。
バスが実際に来る頃には、私の後ろにも同じくらいの人数が並んでいて、一度にバスに入りきりませんでした。
時間帯によっては30分に1本しかバスがなかったりするので、時間に余裕を持って並ぶようにしましょう。
まとめ
武蔵野美術大学の芸術祭は、正直大学の文化祭の中でも1位2位を争うレベルのハイクオリティでした。
やっぱり、クリエイティブな人が集まる大学はひと味違いますね。
来年も是非行ってみたいと思える文化祭でしたので、あなたも是非一度は参加してみてはいかがでしょうか?