最近ふるさと納税が流行っていますね。
新入社員の中にも、早速ふるさと納税について調べている方も多いかもしれません。
ですが、いろいろと難しいサイトが多くて、「結局どうすればいいの?」となってしまいますよね。
そこで今回は、新入社員がふるさと納税をするのに最低限必要な知識とテクニックだけを、できるだけ簡単に説明していこうと思います。
ふるさと納税で新入社員の限度額は?
そもそも、なぜふるさと納税がこんなに人気があるのでしょうか?
それは、ある一定金額までであれば、ふるさと納税をすることで、実質2000円の負担で地域の名産品がもらえるからです。
そして、その「一定金額」というものは、あなたの年収によって決まります。
年収が高ければより高価なものを選んでも2000円で済みますが、年収が安いと1万円や2万円のプランくらいしか選べません。
それでも、1万円や2万円相当のものが2000円で手に入るわけですから、十分お得ですよね。
(この場合、1万円や2万円を先払いしますが、その分翌年の税金が安くなることで実質負担が2000円で済むという仕組みです)
じゃあ、自分はいったいいくらまでのプランが選べるのか?というのが重要になってくるわけです。
それがふるさと納税の「限度額」というヤツですね。
簡単に目安を言ってしまうと、大卒の新入社員の年収を200万円とすると、だいたい15000円くらいまでならふるさと納税が可能です。
新入社員の場合、今年の年収は次のように計算できます。
例えば月収20万円の場合(手取りではなく総支給額です)、働いたのは4月~12月の9ヶ月間ですから、20万円×9ヶ月=年収180万円です。
ここにボーナスが20万円入ったとすれば、年収200万円ですね。
独身の年収200万円は、だいたい15000円までならふるさと納税が可能です。
ふるさと納税のプランはだいたいが1万円刻みで、ときどき5千円のプランもあります。
なので、1万円のプランを1つと、5千円のプランを1つ、といった選び方になると思います。
参考までに、年収300万円になると、今度はだいたい28000円くらいまでふるさと納税が可能になります。
あなたの年収そのもので限度額を計算したい場合は、以下のページの「詳細シミュレーション」で細かい数字を入力すると、正確な限度額が計算できますので、興味のある方は実際に計算してみてくださいね。
https://www.furusato-tax.jp/about/simulation
ふるさと納税で一人暮らしにおすすめなのは?
では、ふるさと納税で一人暮らしにおすすめなものは何になるのでしょうか?
新入社員の一人暮らしといっても、大きく分けて2つのパターンに分かれると思います。
1つ目は、普通にアパートで一人暮らしをしていて、自炊をする人の場合。
2つ目は、食堂で毎日食事が出てくる社員寮に住んでいる場合。
今回は、その2パターンについて、それぞれおすすめの商品を紹介していきたいと思います。
① 普通にアパートで一人暮らしをしている場合
普通にアパートで一人暮らしをしている場合、自炊の食費を削るためにふるさと納税を活用するのが、最も効果的な使い方となります。
ふるさと納税で料理に使うもので一番人気なのは、やはり豚肉です。
どこの自治体にふるさと納税するかにもよりますが、1万円のプランで豚肉の薄切りが2kgももらえるところも少なくありません。
そう考えると、めちゃくちゃお得ですよね!?
「豚肉が2kgもあっても使いきれないよ……」と思うかもしれませんが、冷凍保存すれば数ヶ月はもちます。
しかも、困ったら鍋にすればいいので、調理の手間もほぼ考えなくてOKというメリットもあります。
ただし、豚肉の弱点として、冷凍庫の容量をめちゃくちゃ圧迫するというデメリットがあります。
それはそうです。豚肉2kg分のスペースがないといけないわけですからね。
もし冷凍庫のサイズが微妙という場合は、別のプランにすることをおすすめします。
次点でおすすめなのは、あればあるだけ困らない「米」ですね。
米なら常温保存でも問題ありませんので、冷凍庫のスペースがなくてもOKです。
ですが、豚肉と比べるとやっぱりコストパフォーマンスは落ちます。
一長一短ですね。
② 食堂で毎日食事が出てくる社員寮に住んでいる場合
自炊の必要がない一人暮らしの方は、肉や米が大量にあってもしょうがないですよね。
この場合におすすめなのは、量ではなく質です。
例えば、寮生同士で鍋パーティをする日もあるでしょう。
そこで、自分では絶対に買わないような高級肉をふるさと納税で手に入れるというのはいい選択です。
他にも、フルーツなんかもいいですね。
フルーツは賞味期限が短いですが、仲のいい寮生と一緒に食べればちょうどいいくらいの量でしょう。
あとは、お酒を頼むという選択もあります。
普段は飲まないようなお酒にチャレンジしてみるというのも面白いでしょう。
ふるさと納税のやり方はサラリーマンなら?
最後にふるさと納税のやり方について説明します。
とはいっても、全然難しいことはありません。
まずはふるさと納税のサイトに行きます。
私がいつも使っているのは「ふるさとチョイス」というサイトです。
ふるさとチョイスにアクセスして、「お礼の品をさがす」をクリックして、お礼の品のカテゴリを選択します。
そして、気に入った商品があったら「寄付するリストに追加」して「この自治体の申し込みへ進む」を選択しましょう。
そこからは個人情報を入力していくのですが、注意すべき点がひとつだけあります。
それは、「ワンストップ特例制度の利用」を「希望する」にすることです。
これをしておかないと、年度末に面倒くさい確定申告をしなければいけなくなってしまいます。
元々確定申告をしている人であれば関係ありませんが、普通の新入社員はまず確定申告をすることはありませんので、ワンストップ特例制度を活用しましょう。
ここにチェックを入れておくと、後日ワンストップ特例制度の書類が届きます。
そうしたら、個人情報を記入して送り返せば終わりです。
それも面倒くさいといえば面倒くさいのですが、確定申告と比べればずっと簡単ですし、そもそもこれをやらないと翌年の税金が安くならない=まったくお得にならないので絶対に忘れないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
新入社員のふるさと納税できる金額は少額ではありますが、やらないよりはやったほうがお得です。
ふるさと納税の返礼品で、少しでも生活を豊かにしていきましょう!