現代人はみんな睡眠不足と言われています。
社会人の皆さんが特にそれを感じるのは、やはり会議中なのではないでしょうか。
どうしようもなく眠いのに寝てはいけない……。
そんな地獄のような会議を生き抜くために、眠気に勝つための対処法を紹介していきたいと思います。
会議が眠いときの対処法は?
そもそも、なぜ会議って眠いのでしょうか?
私も毎日のように会議がありますが、眠くなる会議と眠くならない会議があります。
その違いを考えてみると、「自分が発言しているかどうか」というのは大きな要素だと感じます。
さすがに、発言しながら寝ることはできませんからね。
ですが、すべての会議で発言権があるかというと、それは難しい。
となると、黙っている会議でも眠くならないように対処する必要がありますね。
根本的な解決法としては、毎日しっかり睡眠をとることです。
・寝る1時間半前にはゆったり湯船につかり、
・そこからはテレビやスマホの画面を見ることなく、
・ホットミルクを飲んで心身を休ませて、
・スムーズに睡眠に入る
……こんな理想的な流れで、毎日7時間~8時間の睡眠をとれれば完璧です。
ですが、現代人にはそれは難しいですよね。
可能な限りは上に書いたような理想的な睡眠を目指すべきですが、そうはいっても無理な時もあります。
会議中にどうしようもなく眠くなってしまった場合は、トイレに立つふりをしていったん歩き回り、新鮮な空気を吸うというのは良い手です。
身体を動かせば必然的に眠気が薄れますし、しかも会議室から出るというだけでも意味があります。
会議室って空気がこもりがちですよね。
そうすると、会議室の中は二酸化炭素濃度が上昇します。
二酸化炭素濃度が上昇すると、人は眠気を感じやすくなりますので、そういう意味でも会議室を抜け出して新鮮な空気を吸うことには意味があるのです。
ちなみに、今までで他人にいびきを指摘されたことがある人は、睡眠時無呼吸症候群の簡易検査をしてもらうことをおすすめします。
睡眠時無呼吸症候群になると、慢性的な寝不足になりますので、その分起きているときに眠気がやってきます。
検査といっても、自宅でできる検査方法がありますので、そこまで構えることなく気軽に診察してみてくださいね。
眠気覚ましの飲み物でコーヒー以外なら?
さて、いざ会議が始まると、眠気覚ましに使える手段は限られてきます。
その手段のうち最もポピュラーなのは飲み物による対策ですね。
中でも、カフェインが含まれるコーヒーは、眠気覚ましアイテムとして最も有名といってよいでしょう。
ですが、コーヒーが効かなかったり、コーヒーが苦手だったりする人もいますよね。
なので、ここではコーヒー以外の飲み物について紹介していきます。
まずはシンプルなものから紹介すると、氷水があります。
眠くなる時って、頭がぼーっとすると同時に、なんとなくポカポカしてきますよね。
それにガツンと一発インパクトを与えるのが氷水です。
一気に流し込むと頭がシャキッとします。
続いて、同様に効くのが強炭酸の飲み物です。
こちらも氷水に似ていますが、炭酸で身体に強制的に衝撃を与えるイメージですね。
そう考えると、カフェインも炭酸も入っているエナジードリンクが人気がある理由もわかりますね。
また、眠くなるということは脳が働かなくなるということです。
そして、脳の栄養は糖分ですので、適度に糖分をとることも眠気覚ましに効果があります。
甘いものをとると眠くなるイメージがありますが、意外と糖分も重要なのです。
その観点からおすすめなのがココアです。
あまり知られていませんが、ココアにも実はカフェインが入っています。
カフェイン+糖分を効率よく取れるのがココアの強みです。
ちなみに、お茶にもカフェインは含まれていますが、お茶に同時に含まれているタンニンが、カフェインと結合してカフェインの効果を弱めてしまいます。
なので、お茶自体は眠気覚ましにはあまり効果がありません(何もないよりはマシですが)。
また、とにかくカフェインを摂取したいという人の中には、カフェインの錠剤を飲んでいる人もいます。
副作用もあるので積極的にはおすすめしませんが、「どうしてもこの日だけは……!」という場合は検討してみてもよいでしょう。
眠気覚ましのツボで仕事中にも押せるのは?
会議中にもできる眠気覚ましのうち、飲み物以外の対処法となったら、あとはもうツボ押しくらいしかありません。
ですが、例えば足のツボとか頭のツボとか言われても、会議中にはなかなか押せないですよね。
なので、実質使えるのは手のツボくらいです。
ですので、今回は手のツボに限定して、眠気覚ましのツボを紹介していきます。
まず1つ目、万能のツボともいわれる「合谷(ごうこく)」です。
合谷は、親指と人差し指の付け根にあります。
2つ目のツボは、中指の爪の根元にある「中衝(ちゅうしょう)」です。
そして3つ目のツボは、手のひらの真ん中にある「労宮(ろうきゅう)」です。
これらのツボであれば、会議中であっても別に不自然に思われることなく、自然に押すことができますね。
ちょっと痛いくらいのほうが良い眠気覚ましになりますので、遠慮せずにギューッと押しましょう。
まとめ
会議中の眠気は本当につらいです。
ですが、
・睡眠を整える
・適切な飲み物を飲む
・眠気に効くツボを押す
といった対処法を組み合わせることで、頑張って眠気に打ち勝っていきましょうね!