年末になると、忘年会のシーズンですね。
忘年会の幹事経験がただでさえ少ないのに、社会人の忘年会となると、どのような流れになるのか分からず心配になってしまいますよね。
そこで今回は、そんな忘年会の進行の流れについてお話ししていきたいと思います。
忘年会の進行の流れは?
まずは忘年会の進行の流れ、その全体像を説明します。
基本的には、忘年会は次のような流れで進みます。
①ドリンクオーダー
②乾杯の挨拶
③会食・歓談
④余興(あれば)
⑤締めの挨拶
忘年会ですと、余興をやるところも多いようですが、別になくても構いません。
これは、これまでのあなたの会社の忘年会がどういう流れだったのかを事前に確認しておくのがベストです。
ちなみに私の部署では、かつては余興でビンゴ大会をしていました。
ですが、賞品の準備などにお金をかけるよりも、その分会費が安くなるほうがいいということで、いつの間にかなくなっていました。
……といった事例もありますので、何はともかくまずは周りの人に確認です。
忘年会の挨拶の順番は?
忘年会の流れの中に、乾杯の挨拶と締めの挨拶の2つの挨拶がありましたよね。
この乾杯の挨拶と締めの挨拶は、それぞれ誰に頼めばよいのでしょうか?
基本的には、部長などの偉い人に挨拶を頼むのが基本です。
が、そうするとまた別の疑問がわいてきます。
それは、初めの挨拶の方が偉いのか、それとも締めの挨拶のほうが偉いのか?ということです。
これはどちらでも構いません。
が、基本的には乾杯の挨拶の方をより偉い人にお願いするのが基本です。
例えば偉い人に部長と課長がいる場合、まずは部長に乾杯の挨拶をしてもらい、課長には締めの挨拶をお願いする……といった感じです。
もちろん、これも社内ルールがある場合もありますので、前任者に確認するのがよいでしょう。
忘年会の司会進行の台本はどんな感じ?
忘年会の幹事は、司会進行もしなければいけないのでしょうか?
もしそうだったら、その台本もある程度知っておきたいところですよね。
基本的には、幹事が挨拶などをする必要はありませんし、余興があるわけでもなければ、司会進行というほどのことをする必要もありません。
ですが、一応参考までに、使いやすい台本を置いておきますね。
乾杯の挨拶をお願いするときの台本
まずは、乾杯の挨拶をお願いするときの台本です。
「では、飲み物も揃ったところで、忘年会を始めたいと思います。それでは○○さん、乾杯の挨拶をお願いします」
こんな感じで乾杯の挨拶をお願いしましょう。
ドリンクが来るまでに周りは騒がしくなっていますので、発言する前にまず立ち上がって、これから会が始まるということをアピールしたほうがよいでしょう。
締めの挨拶をお願いするときの台本
逆に締めの挨拶の場合は、
「皆様、そろそろお時間が迫っておりますので、このあたりで一旦締めさせていただければと思います。それでは○○さん、締めの挨拶をお願いします」
といった感じでしょう。
締めの直前ともなると、みんなお酒も入って、会の初めよりずっと騒がしくなっています。
ですので、気づいていない人が多いようでしたら、何度か同じようなセリフを言ったほうがいいですね。
ちゃんと気づいてもらえたら、締めの挨拶にバトンタッチしましょう。
余興の司会進行の台本
また、余興がある場合の司会進行の台本も一応置いておきますね。
「皆様、お食事はお楽しみいただいているでしょうか?そろそろ毎年恒例の余興に移らせていただきたいと思います。余興の司会を務めさせていただきます○○です。よろしくお願いいたします」
こんな感じで余興に入るとスムーズですね。
こちらも周りが騒がしい中での発言ですので、周りの人がちゃんと気づいているかどうかを確認しながら進めてくださいね。
余興が終わったら、「それでは、皆様引き続きご歓談ください」などといって締めればOKです。
まとめ
忘年会の幹事は、基本的には挨拶をする必要はありません。
ですが、挨拶に移るために司会役をしなければならないシーンもあります。
大勢の社会人の前で司会役をやるのは緊張しますが、基本的に言うことは決まっています。
それに多少失敗しても、新人ですし、飲み会の席ですし、気にする人なんていません。
なので落ち着いて、気楽に会を進行してくださいね。