新幹線は2時間以上遅延すると特急券の払い戻しができます。
ただ、こうなると改札近くの窓口は大混雑。
できることならこんな大行列には並びたくないですよね。
そこで今回は、新幹線が遅延したときに、行列に並ぶことなく特急券を払い戻す方法について紹介していきます。
新幹線の遅延で払い戻しの方法は?
新幹線が遅延して払い戻しを受けたいとき、最も分かりやすい方法は、改札の隣の精算所で払い戻しをしてもらうという方法です。
ここであれば、特に何も考えなくても払い戻しができます。
ただし、それはみんなが考えることですので、当然大混雑です。
この行列に並ぶのが嫌であれば、駅の窓口でも大丈夫です。
ただし、この場合は一度改札を出ることになります。
そのときに注意しなければいけないのは、改札を出るときに「遅延証明が印字された特急券」を取り忘れないようにすることです。
普段は改札に切符を通すと吸い込まれていってしまいますが、2時間以上遅延した場合は、改札から遅延証明が印字されて切符が戻ってきます。
これを取り忘れると、払い戻しを受けることができなくなってしまうので、絶対に取り忘れないように注意してくださいね。
実際、先日の大雨で新幹線が2時間以上遅延した際には、私の前の人は改札から出てきた切符に気づかずにそのまま歩いていってしまいましたからね……。
いつもの感覚だと取り忘れてしまうので、本当に注意です。
ちなみに、EX-ICの場合は自動的に払い戻し処理が行われるので、細かいことは考えなくてOKです。
精算所や窓口に行く必要もありません。
新幹線の遅延で払い戻しされる金額は?
新幹線が2時間以上遅延したとき、払い戻しされる金額はいくらくらいなのでしょうか?
払い戻しの対象となるのは、新幹線料金のうち、特急券料金分のみです。
乗車料金や、グリーン車料金は払い戻しの対象外です。
では、特急券料金って具体的にはいくらくらいなのでしょうか?
新幹線の切符を買うときって、乗車券がいくらで特急券がいくらで……と分けて考えることってほぼないですよね。
一例として、東京-京都間の新幹線料金を見てみましょう。
のぞみの指定席に乗ると、新幹線料金の合計は片道13,910円です。
このうち、乗車券代が8,210円、指定席特急券代が5,700円です。
つまり、この場合は5,700円が返ってくることになります。
それなりに大きい金額ですよね。
新幹線の遅延で払い戻しはいつまで?
では、特急券の払い戻しはいつまでにしなければいけないのでしょうか?
ほとんどの人はその場でしないといけないと思っています。
だから改札内の精算所があんなに混むんですよね。
実は、特急券の払い戻し期限は1年間もあるのです。
予想以上に長くないですか?
遅延が起こった当日は、精算所はもちろん、どこの窓口も基本的に混雑しています。
特急券の払い戻しを受ける人、予約をキャンセルする人、予約を変更する人……などなど、いろいろな人が押しかけますからね。
日を改めて窓口に行けば、そんな大混雑に巻き込まれずに済みます。
家から駅までが遠すぎるということがなければ、駅の大混雑が収まってから、後日改めて払い戻し手続きをすることを強くおすすめします。
まとめ
新幹線特急券の払い戻しは、1年以内なら後日払い戻し手続きを受けることができます。
ただその場合は、改札を出るときに遅延証明が印字された特急券を受け取ることを忘れないようにしてくださいね。
これを取り忘れると、払い戻しを受けることができません。
当日大混雑の中で払い戻し手続きをするのは、正直言って時間の無駄です。
よほどのことがない限り、日を改めて払い戻し手続きをすることを強くおすすめします。