引越しを機に、インターネット回線を新調する人は多いと思います。
特に、引越しに伴う工事が不要なWimax系のインターネット回線は便利に見えますよね。
しかしWimaxの弱点は携帯よりも電波が届きにくいところ。
運悪くWimaxの圏外エリアになってしまった人のために、返品等の手続きの方法について分かりやすく説明していきたいと思います。
Broad Wimaxが圏外の場合はどうする?
インターネット契約のときにどのWimaxにしようかを調べると、大体比較サイトではBroad Wimaxをおすすめしています。
そのため、Broad Wimaxを契約したという人は多いはずです。
ただ、これらのサイトはおすすめのWimaxを紹介するところまでがお仕事であり、そのWimaxが圏外になってしまっても知らん顔です。
ちゃんとWimaxを検討した方であれば、契約する前にピンポイントエリア判定を行っているかと思います。
https://wimax-broad.jp/area/
ここで「○~△」と出たから契約したのに……というその気持ち、よく分かります。
私も以前ピンポイントエリア判定で「○~△」と出た住居で、まったく電波が入らなかったことがありますから。
ただ、つながらないものはしょうがないので返品するしかありません。
次はBroad Wimaxの返品方法について解説していきます。
Broad Wimaxは返品できる?できるならその方法は?
そもそもBroad Wimaxは返品できるのでしょうか?
結論から言うと、できます。
Broad Wimaxには「初期契約解除制度」というものがあり、この制度を使えば返品ができます。
Broad Wimaxの初期契約解除制度とは?
Broad Wimaxの初期契約解除精度とは、Wimax端末が手元に届いてから8日以内に、電話か申請書で解約を申し出ると、各種料金の負担なく解約ができるという制度です。
注意点としては、
電話か申請書のどちらかしか解除を受け付けておらず、メール等では受け付けてもらえないこと。
https://support.broad-isp.jp/wimax/contact/
にあるように、電話がなかなか繋がらない日や時間帯があること。
申請書はどんなものでもいいわけではなく、
https://support.broad-isp.jp/wimax/cancel/about-initial-contract.php
ここからダウンロードできるフォーマット以外では受け付けてくれないこと。
電話や申請書での申請日から7日以内に返品した端末が到着しない場合、違約金が発生すること。
7日以内に端末が到着しても、不足しているものがある場合、違約金が発生すること。
解約に成功しても、契約事務手数料の3000円+税だけは帰ってこないこと。
ついでにゆうパック等の送料は自己負担であること。
……と、たくさんの注意点があります。
郵送自体が面倒くさい上に細かい注意点がたくさんありますが、解約に失敗するほうが面倒なことになりますので、ここはしっかり押さえて間違いなく解約できるようにしましょう。
……と、ここまでが普通の初期契約解除の方法であり、ほとんどのサイトではここまでしか解説されていないのですが、今回のように
①事前にピンポイントエリア判定で「○~△」が出ていた
②その住所で実際に使ったら「圏外」になってしまった
という2つの条件が重なった場合に限り、契約事務手数料の3000円+税まで回避する方法があるのです。
それは、「エリアキャンセル」という解約方法です。
Broad Wimaxのエリアキャンセルとは?
Broad Wimaxのエリアキャンセルとは、
①事前にピンポイントエリア判定で「○~△」が出ていた
②その住所で実際に使ったら「圏外」になってしまった
という2つの条件が重なった場合に、契約事務手数料の3000円+税の負担なく初期契約解除ができるという制度です。
エリアキャンセルの注意点は基本的には初期契約解除制度と同じですが、
申請書の郵送でのキャンセルができず、電話のみの申請であること。
申請から3日以内に端末が必着という厳しいスケジュールであること。
が、初期契約解除制度との違いです。
この2つはなかなか厳しい条件ですね。
どうしても違約金を取りたいという意志を感じます(苦笑)。
なかなか電話が繋がらない場合や、忙しくて申請日から3日後に必着となるような手続きができそうにない、という場合は、圏外になっていたとしても通常の初期契約解除制度を使うほうがいいでしょう。
逆に、この2つの条件がクリアできるのであれば、エリアキャンセルのほうが3000円+税の分だけおトクです。
Broad Wimaxを返品すると違約金はかかる?
先ほども言ったように、初期契約解除制度やエリアキャンセルでは、通常の違約金は発生しません。
ただし、予定到着日に端末の到着が間に合わなかった場合、あるいは不足物が存在した場合、2万円ほどの法外な違約金を取られますので本当に気をつけてくださいね。
基本的に端末の郵送はゆうパックなどの日付指定便で送ることになるので問題はないかと思いますが、注意すべきは返却物に抜け漏れがないかどうかです。
返却物の中には、「こんなものまでちゃんと入れないといけないの!?」と思うものもあるかもしれませんが、ルールはルールですので忘れないように入れましょう。
忘れてはいけない返却物は全部で6つ。
② SIMカード
③ SIMカードを固定していた板
④ 充電器
⑤ 保証書
⑥ 外箱
の6つですので、しっかりと確認しておきましょう。
特に、SIMカードを固定していた板。
SIMカードを切り取った後にうっかりと捨ててしまいがちなので本当に気をつけてくださいね……。
もうゴミ箱の中だよ!という人は、急いでゴミ箱から救出してあげてください。
まとめ
契約するときは簡単ですが、解約するのは大変なのがネット回線。
ただ、圏外になってしまった以上、一刻も早く解約するのが正解です。
Broad Wimaxは契約から1週間以内であれば法外な違約金を払うことなく自由に解約ができますので、さっさと解約手続きを進めてしまいましょう。