9月は敬老の日があります。
寂しいことに世間ではあまり話題にならないこの祝日ですが、老人ホームにおいては敬老の日は一大イベントですよね。
毎年「敬老会」と称して催し物が開催されていることかと思います。
しかし、敬老会に慣れていない身からすると、この敬老会での出し物が困り物。
できればいろいろな出し物の候補を知っておきたいですよね。
そこで今回は、そんな敬老会の出し物について紹介していきたいと思います。
あなただけでは気づかなかった出し物も発見できるかも……?
敬老会の出し物は老人ホームではどうする?
まずはじめに言っておきます。
当たり前のことではあるのですが、敬老会の出し物に正解はありません。
一番大切なのは、「敬老」の文字の通り、高齢者の方を思いやる気持ち。
そして、敬老会を楽しんでもらおうという心がけです。
それを踏まえたうえで、あなたが一番ビビッときた出し物を提案してみてくださいね。
歌・音楽演奏
歌や音楽は最も無難、かつ喜ばれる出し物です。
ただ、歌や音楽なら何でもいいというわけではありません。
敬老会はあくまでも高齢者の方が主役。
最近のヒット曲を演奏して職員にウケても、肝心の高齢者の方がポカーンとなってしまっては意味がありません。
高齢者にヒットするような、少し古めの選曲を心がけましょう。
よく歌われる曲は以下のようなものです。
・北国の春
・荒城の月
・東京ブギウギ
・ふるさと
・みかんの花咲く丘
・りんごの唄
また、敬老の日は9月ですから、「赤とんぼ」や「夕焼け小焼け」のような、秋らしい選曲もいいでしょう。
他にも、昭和の名歌手である美空ひばりの曲や、水戸黄門などの時代劇の曲というのもなかなかにウケがいいでしょう。
踊り・音頭
踊りや音頭をするのも、敬老会の定番のうちのひとつです。
こちらも最近の歌で踊りやダンスをするのではなく、高齢者の方が楽しめるような踊りにしたいですよね。
そのためには、古い曲で踊るのもいいですが、視点を変えてヨネスケさんの「長生き音頭」のような音頭を踊るという手もあります。
曲自体は割と最近の曲ですが、タイトルも歌詞も元気が出てくる曲です。
ビンゴゲーム
ビンゴゲームというと、ご高齢の方にはあまり合わないんじゃないの?と思うかもしれません。
しかし、ビンゴゲームも魅せ方次第で高齢者も楽しめる展開になりますよ。
例えば、ビンゴで出てきた数字にちなんだエピソードや雑学を絡めながらお話をするのはどうでしょうか。
例えば88番の玉が出てきたときは、「88といえば米寿の数字ですね。ところで、今年は○○さんと○○さんが米寿を迎えるそうですよ!おめでとうございます!」などとトークを膨らませてみてください。
他にも、「13といえば、敬老の日が9月15日から第3月曜日に変わったのは、平成13年のことだったそうですよ」などなど、意外と身近なところにいろいろな数字は転がっていますので、是非調べてみてくださいね。
話を膨らませる流れで、高齢者の方にお話を振るタイミングがあったら、どんどん話を振って、参加型のビンゴ大会にしてしまうのも手ですよ。
写真とメッセージカード
「出し物」とは少し違うかもしれませんが、敬老の日には思い出に残る品が欲しいという高齢者の方もいらっしゃいます。
そこで、ひとりひとりの高齢者の方々の写真を撮って台紙に貼り、職員から一言ずつメッセージを書くというのも喜ばれます。
これは準備に結構手間がかかりますが、その分だけ思い出に残るプレゼントになるでしょう。
また、米寿や卒寿、白寿の方がいらっしゃれば、そのこともメッセージに添えてあげるとさらに喜ばれますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
敬老会の出し物の候補はたくさんあります。
そして繰り返しになりますが、正解なんてありません。
でも、あなたがベストを尽くそうとするその気持ちは必ず伝わるはずです。
十分に準備して、最高の敬老会にしていきましょうね!