夏になると暑中見舞いが届き始めますよね。
ただ、暑中見舞いの返事も正直な話ちょっと面倒ですよね。
そんなこんなで暑中見舞いの返事を出すのを延ばし延ばしにしていたら、気がついたら思ったより暑中見舞いをもらってから時間が経ってしまっていた!……なんてこともよくある話です。
今回はそんな暑中見舞いの返事が遅れてしまったときの悩みを解決していきたいと思います。
暑中見舞いの返事が遅れた!いつまでセーフ?
暑中見舞いをもらったのに返事を先延ばしにしてしまう気持ち。
私もよく分かります。
暑中見舞いのような、形式とかマナーとかが細かいものに取り組もうとするのって、結構エネルギーを使いますからね……。
とはいえ、わざわざご丁寧に送ってもらった暑中見舞いを無視するわけにはいきませんよね。
暑中見舞いの返事を出す場合、いつまでに出せば大丈夫なのでしょうか?
そもそも「暑中見舞い」というのは、大体梅雨明け頃から立秋(8月7日頃)までの間に書くことになっています。
立秋を過ぎると、それは「暑中見舞い」ではなく、「残暑見舞い」という扱いになります。
そのため、「暑中見舞い」として返事を書きたければ、立秋までに書く必要があるということですね。
ちなみに、立秋までに手紙が相手のところに届いている必要があるわけではありませんし、消印が立秋の日付以前になっていなければいけないわけでもありません。
あくまでも立秋の前に済ませておかなければならないのは、「手紙を書く」ということです。
立秋前に手紙を書いたけど、消印は立秋後だし届いたのも立秋後、となったとしても、定義上は一応セーフです。
まあ、本当に立秋前に書いたのかどうかは確かめようがないんですけどね。
一応そういうことになっているのですので参考にしてみてください。
暑中見舞いの返事が残暑見舞いになっても大丈夫?
「そんなこと言われても、もう立秋過ぎてるんだけど……」
……もしかしたらそんな方もいるかもしれませんね。
暑中見舞いの返事が立秋までに送れなかった場合、暑中見舞いの返事を出すことはできないのでしょうか?
それとも、暑中見舞いへの返事を残暑見舞いとして出すこともOKなのでしょうか?
答えとしては、残暑見舞いとして暑中見舞いへの返事を書いてOKです。
暑中見舞いを出した相手の立場を考えると、せっかく時間をかけて暑中見舞いを出したのですから、届いたかどうかの返事は欲しいですよね。
まったく何も返事がなかったら、「あれ?届かなかったのかな?」と心配になってしまいます。
ですので、返事が遅れて残暑見舞いになってしまったとしても、返事は送ってあげるようにしましょうね。
ちなみに残暑見舞いシーズンの終わりはおよそ8月いっぱいまでです。
さすがにこの期限はオーバーしないように気をつけましょうね。
暑中見舞いの返事の書き方は?
では、そんな暑中見舞いの返事の書き方はどのように書けばいいのでしょうか?
暑中見舞いへの返事を暑中見舞いで出すとしても残暑見舞いで出すとしても、どちらも基本は変わりません。
基本の形は変わらず、書き出しや時候の挨拶が少し変わる程度のものです。
基本の形は大体以下のようになっています。
② 時候の挨拶
③ お見舞いを頂いたことに対するお礼
④ 返事が遅くなったことへの謝罪
⑤ 自分の近況
⑥ 相手を気遣う言葉
⑦ 日付
書き出しは「暑中お見舞い申し上げます」か「残暑お見舞い申し上げます」のどちらかです。
返事を書いたタイミングが暑中見舞いの時期なのか、残暑見舞いの時期なのかで書き分けてください。
時候の挨拶はいろいろとあるので、その中から好きな言い回しを使ってみてください。
ここでは、暑中見舞いの返事が残暑見舞いになってしまった場合の文例をざっくりと載せておきますね。
残暑お見舞い申し上げます。
連日猛暑が続いておりますが、皆様におかれましてはお元気でお過ごしとのこと、なによりと存じます。
先日はご丁寧に暑中お見舞いを頂き、ありがとうございました。
また、お返事のご挨拶が遅れましたことを大変お詫び申し上げます。
(ここに自分の近況を書く。「お盆に帰省します」「どこどこへ旅行に行きます」などなど……)
この暑さも当分続きそうですが、どうぞご自愛くださいますようお願い申し上げます。
平成○○年 葉月
こんな感じで書いてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
暑中見舞いの返事が面倒になって後回しにしてしまう気持ちもよく分かりますが、返事が返ってこないと送った相手は心配になってしまいます。
多少遅れたとしても、返事はしっかりと返してあげましょうね。
そのとき、たとえ立秋を過ぎて、暑中見舞いシーズンを逃してしまったとしても心配することはありません。
そのときは残暑見舞いとして返事を書いていきましょう。