年末といえば大掃除。
ですが、一人暮らしの大掃除って、何をどれくらいやればいいのか分からないですよね。
そこで今回は、一人暮らしの大掃除の順番や、モチベーションを維持するためのコツなどについてお話ししていきたいと思います。
一人暮らしの大掃除の順番は?
一人暮らしかどうかに限らず、大掃除で絶対に間違えてはいけない順番があります。
それは、まずは掃除よりも先に不用品の処分を行うことです。
いわゆる「断捨離」ですね。
不用品を捨てるということは、細かい整理整頓よりもずっと効果的です。
そもそも、整理整頓の「整理」とは、「必要なものと不要なものを分けて、不要なものを処分すること」を意味します。
なので、まずは「整理」から始めていきましょうね。
不用品を処分するときは、まずは明らかに要らないものから手をつけていきます。
例えば空になったペットボトルや空きビン。
賞味期限の切れた食材とか調味料とか。
そういうものから処分していくと、素早く処分が進みます。
断捨離を行うときのコツは、ズバリ「スピード感」です。
迷ったり思い出に浸ったりすると、一気に時間を持っていかれてしまいます。
それを防ぐためにも、とにかく素早く。
もし迷うようなものが現れたら、それを処分するかどうか決めるのは後回しにしましょう。
一周回って戻ってきたら、きっと処分するかどうかの結論が出ているはずです。
断捨離が終わったら、ようやく掃除です。
一人暮らしの大掃除のコツは?
掃除する順番にも優先順位はあります。
また、最初は部屋のすべてを掃除しようと意気込んでいても、元々掃除好きでもない限り、大掃除をしているうちにだんだんモチベーションは下がっていくものです。
モチベーションを維持するための優先順位のつけ方のコツとしては、
・よく使うところで目に付くところ
・掃除した達成感が分かりやすいところ
を優先することをおすすめします。
それでは、ひとつひとつ説明していきますね。
汚くしておくとまずいところってどこ?
「汚くしておくとまずいところ」の例としては、キッチンの排水溝が挙げられます。
キッチンの排水溝は、放っておくとどんどん悪臭が漂ってきたり、虫が湧いたりしてきます。
もしかしたら、既にそうなっているという方もいるかもしれませんが、今がその状態を脱するチャンスです。
既にぬめっている排水溝を掃除するときのコツとしては、
・使い捨て手袋
・新しいごみ受け
を準備することです。
まず使い捨て手袋ですが、ぬめっている排水溝を素手で掃除するのは嫌ですよね。
また、普通のゴム手袋を使ったとしても、そのゴム手袋を洗って干しておくのも気分がよくありません。
なので、使い捨ての手袋を買って使いましょう。
使い捨ての手袋は、他にもお風呂場の排水溝の髪の毛を取ったりするとき等にも使えますので、あって困ることはありませんからね。
そして、既に汚くなってしまった排水溝のごみ受けは処分して、一新してしまいましょう。
ぬめりを地道に取るのもいいですが、面倒くさいし、臭いはひどいし……でやる気が起きませんよね。
そういうときは、古いものを処分して新しくしてしまえばよいのです。
排水溝のごみ受けなんて、そこまで高いものでもありませんからね。
そのときは、底が深いタイプではなく、底が浅いタイプのごみ受けにすることを強くおすすめします。
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というのも、人間は見えないところが汚れていると掃除をサボる生き物です。
底が深いごみ受けは、ごみが溜まっていることがパッと見分からないので、掃除するモチベーションが低くなってしまうのです。
そうして放置しているうちに、食材が腐って生ごみに……と進化してしまいます。
一方で、底が浅いごみ受けを使うと、調理が終わったらごみが溜まっているのが目に付きます。
しかも、このときはまだ食材が食材の形をしています。
まだ生ごみに進化していないのです。
そうすると、
目に見えるから片付ける→生ごみにならない→キレイが維持できる→モチベーションが上がる……
と、正のスパイラルが回っていきます。
この方法は、一度試すと感動するくらい生活が変わるので、是非試してみてくださいね。
よく使うところで目に付くところってどこ?
「よく使うところで目に付くところ」の例としては、トイレや机の周りの床などが挙げられます。
特に、トイレが汚いと掃除してない感が出ますし、逆にトイレがきれいだと掃除した感が出ます。
トイレ掃除のコツとしては、なるべく使い捨ての掃除道具を使うことです。
一人暮らしをはじめたばかりの頃は、普通の掃除ブラシを使っていたのですが、使い終わったブラシを普通に立てかけておくのって何か気持ち悪くありませんか?
それもあってトイレ掃除を結構サボっていたのですが、あるアイテムを見つけてから、そこまでトイレ掃除が苦にならなくなりました。
それは、「流せるトイレブラシ」です。
流せるトイレブラシは洗剤が染み込ませてあるので、そのままこすって、使い終わったらそのまま流せばOKです。
これはトイレブラシに対する嫌悪感がかなり薄れるのでおすすめです。
トイレ掃除が終わったら、トイレスタンプで汚れ予防をすると、キレイが長持ちしますのでこちらもおすすめです。
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また、「よく使うところで目に付くところ」のもうひとつの例は机の周りの床でした。
机の周りにはごみが落ちていることが多いですが、特に厄介なのは髪の毛です。
髪の毛は掃除機が苦手なタイプのごみですので、そんなときはクイックルワイパーをかけるのがベストです。
掃除機って、中のごみパックを交換するのが面倒くさかったりするんですよね。
その点、クイックルワイパーはかけたらそのままポイッと捨てるだけなので、後片付けもラクラクです。
掃除した達成感が分かりやすいところってどこ?
「掃除した達成感が分かりやすいところ」の例としては、テレビの裏やベッドの下などのホコリが挙げられます。
こちらもクイックルワイパーをササッとかけてみてください。
そうすると、サッとかけただけなのに、尋常じゃない量のホコリがゴッソリ取れると思います。
ごみがゴッソリ取れると、なんか「掃除したな~」って感じが出ませんか?
実際はそんなに頑張っていなくても、です。
こういう細かいところでモチベーションを保っていくことが、大掃除を上手くやりきるコツです。
大掃除を一人暮らしで簡単に済ませる考え方とは?
ここまでも、一人暮らし向けの簡単な大掃除の方法について紹介してきました。
ですが、大掃除を簡単に済ませる「考え方」というものがあります。
それは、「優先順位の低いところは大掃除を諦める」という考え方です。
手を抜くことも立派な戦略のひとつです。
例えば、エアコンのフィルターとかアルミサッシの隙間とかって、「大掃除で掃除しましょう!」と紹介されていたりしますよね。
ですが、それって本当に必要?って思うわけです。
元々掃除好きならともかく、掃除が好きでもない人がそこまでやるか?って思ってしまいます。
例えばエアコンのフィルター掃除について考えてみましょう。
最近のエアコンは案外放置していても汚れにくくなっています。
私も、実際に2年間開けたこともなかったエアコンのフィルターが全然汚れていなかったこともありました。
そもそも、前の入居者が退去したときに、一通りのクリーニングはされていますよね。
それに、一人暮らしをする家って、5年も10年も住んでいることってほぼないです。
大学生なら卒業するし、社会人でも結婚や転勤で引っ越すことは多いです。
どうせそのタイミングで業者がクリーニングするんだし、そこまで頑張る必要もないと思いませんか?
もちろん、エアコンをつけるとかび臭いとか体調が悪くなるとかの実害があれば掃除したほうがいいとは思いますが、そうでなければ私は不要と考えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
大掃除は何でもかんでも頑張ればよいというわけでもなく、正しい順番で、モチベーションを保ちながらやり切るということが重要です。
なるべく「面倒くさい」と思わないような工夫をしながら掃除に取り組むのがコツですね。
大掃除をして、スッキリとした気分で新年を迎えましょうね!