一人暮らし生活。掃除はできていますか?
私が大学で一人暮らしをしていたときは、掃除が本当に苦手で苦労していました。
私以外にも掃除が苦手という人は多いのではないでしょうか。
今回はその中でも、台所の排水溝のぬめり掃除についての話をしたいと思います。
台所の排水溝が汚い!どうすればいい?
台所の排水溝って、掃除で触りたくない場所トップ5には入る場所ですよね。
でもそういう触りたくない場所こそ、どんどん汚くなっていってしまうんですよね……。
そもそも、なぜ排水溝が汚くなってしまうのでしょうか?
排水溝のぬめり汚れの原因は、排水溝に流れた食材カスを栄養に繁殖した菌です。
「自分は自炊ほとんどしないのに何でこんなに汚くなるの?」と思うかもしれませんが、例えばカップ麺の残り汁を捨てただけだとしても、その中の細かい食べカスが排水溝の中で菌の栄養となって、時間とともに菌が繁殖してしまうのです。
じゃあこのぬめりをどうすればいいのかというと、残念ながらこれはもう掃除をするしかありません……。
ただ、なるべくぬめりに触らないように綺麗にする方法はありますので、ここで紹介する方法を是非実践してみてください。
台所の排水溝のぬめりを掃除するいい方法は?
排水溝のぬめり掃除方法を調べると、スポンジで洗ったり歯ブラシでこすったりという方法が紹介されていますが、なるべくなら排水溝には触りたくないですよね。
いくらゴム手袋をしていたとしても、あのぬめりの独特の感触はゴム手袋越しでも触りたくないものです。
ではどのように綺麗にすればいいのかというと、化学反応の力を借りるのです。大きく分けて2つの方法があります。
重曹とクエン酸を使う方法
まずは重曹とクエン酸を使う方法です。
まず、重曹を排水溝の中とその周りにたっぷり振りかけます。
直感でこのくらいかな?と思う量よりも1.5倍くらい多く振りかけても大丈夫です。
重曹は自然界にもある物質ですし、アルカリ性も弱いので、多少多く流してしまっても環境への影響はほぼありません。
次に、クエン酸を水250mLに対して小さじ1くらいの割合で溶かします。
このとき、水の代わりにお湯を使うとさらに効果的です。
そしてこのクエン酸水を排水溝周りから流し入れます。
すると、重曹とクエン酸が反応してボコボコと泡立ちはじめます。
この泡がぬめりを取ってくれるのです。
もし重曹が溶け切っていないようであれば、クエン酸水をもう少し追加で流してください。
キッチンハイターを使う方法
次に紹介するのは、もっと強い洗剤を使う方法です。
キッチンハイターのような塩素系の洗剤で、ぬめりを殺菌消毒する方法です。
キッチンハイターを排水溝の中と周りに吹きかけて数分待ち、そのあとに水で流せば完了です。
ただ、キッチンハイターを使う場合はクエン酸を使う方法と絶対に併用しないでください!
キッチンハイターの注意書きにも書かれていることですが、塩素系洗剤が酸と混ざると有毒な塩素ガスを発生しますので、くれぐれもご注意ください。
十分に水を流して酸性が薄まっていればキッチンハイターを使っても大丈夫です。
……さて、これらの方法でぬめりは取れましたが、排水溝のゴミ受けの中に食材カスが残っている限りは菌の繁殖を防げません。
最後にこの食材カスを取り除く必要があります。
……が、ここで食材カスを取るのも憂鬱になりますよね。
ネットをしていればネットを交換すればいいですが(できればそれもやりたくないけど……)、ネットもしていなかったら歯ブラシなどで中から食材カスを掻き出す必要があります。
もしそのゴミ受けを引き続き使うのであれば、どんなに嫌でもそこはやらないと意味がありません。
ただ私であれば、このタイミングで古いゴミ受けを捨てて、新しいものを買ってしまうと思います。
なぜ排水溝のゴミ受けの掃除をしたくないかというと汚いからですが、なぜ汚くなるまで放っておいてしまったのかというと掃除が面倒くさいからですよね。
なぜ掃除が面倒かというと、一人暮らしのゴミ受けの構造は細長いものばかりで、ゴミが溜まっているのかどうかが分かりにくい上に、実際溜まっていた時にも掃除が難しいからです(下の写真のような構造になってますよね?)。
これがもし、底が浅くてゴミが見えやすければどうでしょうか?
ゴミが溜まってるのが目で見て分かりますから「そろそろ掃除しないとなあ」と思えますし、しかも底が浅いので掃除も楽です。
つまり、今後のことを考えると、このタイミングでぬめりにぬめった古いゴミ受けは捨ててしまい、掃除が簡単な浅型のゴミ受けを新調したほうがいいのです。
DCMR ステンレス製 流し台 ゴミ 受けシンク 水切り 排水口 の ゴミ受け ポット( 直径 8cm )
台所の排水溝の掃除の頻度はどれくらい?
では、本来台所の排水溝の掃除の頻度はどれくらいが理想なのでしょうか。
食材カスが腐りやすい夏場のことも考えると、週に2~3回は掃除したほうがいいようです。
今まで掃除してこなかった人からしてみると、そんなに頻繁に掃除するの!?と思ってしまいますが、排水溝を綺麗に保とうとするのであれば少なくともこれくらいの頻度は必要なのです。
しかし、逆にこれくらい頻繁に掃除をすると、食材カスはまだ腐っていないのでぬめりもありません。
腐っていなければただの食材の切れ端ですので、なんの抵抗もなくティッシュやキッチンペーパーで掃除することができます。
私は浅いゴミ受けにして以降、台所を使うたびに毎回ゴミ受けを掃除するようになりました。
台所に流した直後であれば、自分がついさっき食べたものですから汚いとは思いません。
このタイミングで掃除をしてしまうのが最も効率がいいし、心理的負担も少ない方法です。
また、毎回ゴミ受けを掃除するのであれば三角コーナーも必要ありません。
三角コーナーも放っておくとぬめりが出てきたり虫が湧いたりする原因になりますので、このタイミングで三角コーナーも処分してしまいましょう。
まとめ
今あるゴミ受けを綺麗にするなら重曹+クエン酸、またはキッチンハイターがおすすめです。
ただ、この際ゴミ受けを完全に新しいものに変えてしまい、すぐに掃除できる環境を作り直すのが、後々のことも考えるとベストです。
あなたも是非試してみてくださいね。