世の中には太らないようにダイエットする人がたくさんいる一方で、食べても食べても太らない人もいます。
私もかつては大食いだったにも関わらず、全然太る気配もありませんでした。
そういうと羨ましがる人が結構いますが、本人としてはもう少し肉をつけたいんですよね……。
そこで今回は、食べても太らない原因や、治す方法などを紹介していきたいと思います。
食べても太らない原因は?病気だったりする?
食べても食べても太らないのには、どんな原因があるのでしょうか?
何かよくない病気だったりすると怖いですよね。
もちろん、ガンなどの深刻な病気の場合でも、食べても太らなくなることはありますが、多くの場合はそんな深刻な病気なわけではありません。
食べても太らない人によくあるのは、胃下垂になっているということです。
胃下垂というのは、胃が正常な位置よりも下に垂れ下がっている状態のことです。
胃下垂の人には、食べても太らないという人が多いです。
この胃下垂の原因としては、胃を支える筋肉の弱さが挙げられます。
インナーマッスルが弱いことで、胃を支えきれずに、胃の位置が下に落ちてしまうのです。
また、姿勢の悪さも胃下垂の原因とされています。
骨盤がゆがむことで、胃の位置が下がってしまいます。
他にも、消化不良で食べたものの栄養を十分に吸収できないことが原因で、食べても太らないという人もいます。
消化不良の原因としては、ひとつにはストレスが挙げられます。
ストレスというと暴飲暴食で太るイメージがあるかもしれませんが、逆に消化不良になって痩せてしまう人もいるのです。
また、よく噛まないことも消化不良の原因とされています。
ここまでは病的な意味で食べても太らない原因を挙げてきましたが、逆に健康的な意味で食べても太らない要素もあります。
例えば、基礎代謝が高い人は太りにくい傾向にあります。
基礎代謝が高いということは、同じ生活をしていても、消費エネルギーが大きいということです。
単純に考えて、「(摂取エネルギー)-(消費エネルギー)=(蓄えられるエネルギー)」なわけですから、消費エネルギーが大きい人は太りにくいことになります。
私の場合、平熱が37度あります。
体温が高い人は、基礎代謝が高い傾向にありますので、当てはまるかどうか確認してみてはいかがでしょうか。
また、「脂肪細胞の数は幼少期に決まり、大人になってからは脂肪細胞の大きさが大きくなったり小さくなったりするだけで、数は変わらない」という話もあります。
幼少期に少食だった人は、大人になってから食べるようになっても、太り方に限界があるのですね。
食べても太らない年齢って何歳まで?
オジサンがよくこう言っているのを聞きませんか?
「俺も若いときは痩せてたんだけど、いつの間にか食べた分だけ太るようになっちゃってさあ」
では、食べても太らない年齢って、いったい何歳までなのでしょうか?
私が大学生のとき、大学の先生がこう言っていました。
「24歳が節目だよ。24歳になると、ある日今まで食べられた量が食べられなくなる。そのときに、『あれ?おかしいな。自分はもっと食べられたはずだ』と思って食べる量を減らさないと、そこからどんどん太っていってしまう。でも、年齢をわきまえて食べる量を減らせば、体型を維持できる」
24歳を超えた私の意見としては、確かに的を射ていると思います。
実際私の場合、24歳だったか23歳だったか……それくらいから、学生街の大盛りメニューを完食するのが厳しくなってきたのを感じました。
それ以降、私は先生の言葉を思い出して、普通盛りを注文するようにしました。
その結果、今のところ体型は維持できています。
また他の意見としては、会社のオジサンはよくこう言います。
「30代になると食べた分だけ太るようになるよ」
30歳がひとつの節目というのはよく耳にします。
この節目は、まだ私自身が超えていないので真実かどうかは分かりません。
ですが、多くの人が口を揃えて言うのですから、それなりに信憑性はあるのでしょう。
そうなったら、かつての食べても太らなかった身体が懐かしくなるのかも……?
食べても太らないのを治す方法はある?
さて当面の課題としては、食べたらそれなりに肉としてついて欲しいというところですよね。
食べても食べても太らないのを、健康的に治す方法はあるのでしょうか?
一番効果的なのは、筋トレをすることです。
先ほど、胃下垂の原因はインナーマッスルが弱っていることで、胃が下に下がるためというお話をしましたよね?
腹筋を鍛えれば、胃を支えるインナーマッスルが強化され、胃を支えきることができるようになります。
また、全身の筋トレをすることで、姿勢も良くなります。
すると、間接的にも胃下垂を治す方向に行きます。
さらに、適度な運動はストレス解消にも効果があります。
ストレスが消化不良を引き起こすというお話もしましたよね。
ですので、筋トレはこれら3つの方向から、食べても太らない体質を改善することができる解決法なのです。
後は、食べるときにはよく噛むことです。
よく噛むことで、消化がよくなります。
地味なようですが、よく噛むことも健康的に肉をつけるためには重要です。
まとめ
食べても太らないのは、純粋な体質の問題もありますが、胃下垂や消化不良などの後天的な原因もあります。
これを健康な状態に戻すのには筋トレが効果的です。
筋トレは面倒くさい……という方でも、少なくとも何らかの運動をすることをおすすめします。
健康的な肉付きのためにはとても重要なことです。