夏になるとお中元の特集がデパートなどで始まる季節になります。
学生時代は社会の風習とはほぼ無縁で生きてきたとしても、就職するといろいろなビジネスマナーの中で生きていくことになります。
そんな中で、入社してから最初にやってくる大きなイベント。それがお中元です。
新入社員でも上司へのお中元は必要なのでしょうか?
それとも、むしろ新入社員だからこそ必要なのでしょうか?
今回は、そんなお中元問題について解説していきます。
お中元を上司に贈るのは新入社員でも必要?
入社してから初めての夏。
そして初めてのお中元シーズン。
新入社員であるあなたの印象を上げるためにも、お中元を上司に贈ったほうがいいのでしょうか?
実は現代においては、基本的にお中元の文化はほとんど廃れてしまっているというのが現状です。
特にある程度大きい企業の場合、ある人からはお中元をもらい、ある人からはもらわなかった場合、上司が部下を人事評価する際に公平に評価できなくなると考えられ、一律でお中元は禁止とされている場合もあります。
また、お中元を贈る際に必要な住所に関しても、個人情報に厳しい会社だと、住所を聞くこと自体があまりいい顔をされない場合もあります。
あなたがお勤めの会社でお中元の文化があるかどうかは社内の人にしかわかりません。
まずは一度、社内で周りの人に聞いてみるのがいいでしょう。
お中元を贈る上司はどこまでの範囲?
もしあなたの会社にお中元の文化がある場合、お中元を贈る上司はいったいどこまでの範囲になるのでしょうか?
新入社員だと回りは全員年上。
課のすべての人にお中元を贈ったほうがいいのでしょうか?
まず最初に、新入社員だと意識しているかどうかは分かりませんが、「先輩」と「上司」は似ているようですが全然違います。
年上の先輩だったとしても、同じ人の下であなたと同じように平社員をやっていれば、その先輩は上司ではありません。
また、上司のさらに上司、部長や本部長などにも贈る必要があるかどうかも気になりますよね。
これも基本的には会社の周りの人に聞いてみるのがベストです。
ただ、あまり上の人となると、ほとんどあなたと顔を合わせたこともないような人に贈ることになってしまうので、基本的にはせいぜい直属の上司+その1つ上の上司くらいかな、とは思いますけどね。
お中元で上司の住所の聞き方は?
お中元を贈る上司が決まったら、いよいよ上司の住所を調べることになります。
いつも忙しそうにしている上司に、仕事のことでもない住所の質問をするのはちょっと気が引ける……と思うかもしれませんね。
上司の住所のスマートな聞き方はあるのでしょうか?
一応、会社の住所録から拾ったり、周りの人に聞くという手はあります。
ですが、最近の会社ではプライバシーの関係で住所録を作らないという会社も増えています。
また、冷静に考えてもみてください。
住所を教えていない部下から、突然お中元が家に届いても困惑するだけだと思いませんか?
業務上必要のない時間を取らせてしまうとしても、やはり直接聞くのが一番です。
まとめ
会社に入社して初めてのお中元。
贈るのか贈らないのかという点も含め、まずは社内の周りの人にしっかりとリサーチをしておきましょう。
上司に住所を聞くときは、変に変化球を投げようとせずに、直球でしっかり聞いておきましょう。